NTTコムウェアのフィッシング対策ソリューション「フィッシュカット」が「Windows Vista」に対応
-幅広いパソコンOSに対応-NTTコムウェア
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井 郁次、以下 NTTコムウェア)が提供する、電子透かし(*1)を利用したフィッシング対策ソリューション「PHISHCUT(以下、フィッシュカット)」は、6月よりWindows Vistaへの対応を開始した。
Windows Vista対応の背景
「フィッシュカット」は、対応するパソコンのOSがWindows 2000、Windows XPとなっており、ブラウザについてはInternet Explorer 6に限られていた。しかし、最近では、Windows Vistaを購入する方や、Internet Explorer 7を利用する方が増えており、「フィッシュカット」導入を検討する銀行などでは、お客様の様々なパソコンに対応できる「フィッシング対策ソリューション」が求められていた。
そこでNTTコムウェアでは、銀行などのニーズと、より幅広いパソコン利用者がフィッシング対策に対応できるよう、まず今年1月にはInternet Explorer 7への対応を実施。次いで今回Windows Vistaへの対応を行った。
「フィッシュカット」の概要
「フィッシュカット」は金融機関やインターネットバンキング、ショッピングサイトなどのWebサイトに電子透かしを埋め込み、利用者の専用ソフトと認証システムとで連携し、Webサイトの認証を行うサービス。フィッシングサイトの検出や、認証結果をユーザーに伝える機能などにより、フィッシングサイトへの重要情報(ログインID、パスワードなど)の送信を防止する。今回のバージョンより、認証結果については「フィッシュカット」のツールバーの色変化だけでなく、吹き出しでのお知らせとなり、更に見やすく改善された。
認証システムと専用ソフトのダウンロードサイトはNTTコムウェアが提供するASP方式で、短期間で導入でき、初期導入費用もかからない。専用ソフトが自動的に認証を行うため、利用者もソフトをインストールするだけで利用が可能だ。
◆認証結果のお知らせイメージ
PHISHCUTのツールバーが「青色」となり、「認証結果がOK」である旨が吹き出しで表示。
PHISHCUTのツールバーが「赤色」となり、「フィッシングサイトの疑いあり」の旨が吹き出しで表示。
今後の展開
「フィッシュカット」は、導入する際の簡便さや、操作性が認められ、現在までに国内の4行に導入実績がある。今後、金融機関や自治体、インターネットショッピングサイトに対して更に積極的な展開を目指し、2007年度は1億円の売上を目指していく。
【用語説明】
- *1:画像・動画・音響データなどに、人間が知覚できないような情報を埋め込む技術。
- ※PHISHCUTはNTTコムウェア株式会社の登録商標です。
- ※NTTコムウェア株式会社はPHISHCUTの特許を取得済です。
- ※Windows、Internet Explorer、Windows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
NEWS(2007年7月)
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