米国レノボ社と米国ノベル社は、レノボのThinkPadノートブックPCでLinuxプリインストール版を提供するとともに、同OSに関するサポートをレノボから提供する合意を発表した。両社は、ThinkPad TシリーズをはじめとしたレノボのノートブックPCの法人顧客に向けて、2007年第４四半期より、ノベルのSUSE Linux Enterprise Desktop 10の提供を開始する。レノボは今回初めてハードウェアとOSの双方に関する直接のサポートを提供。ノベルは、OSのメンテナンス・アップデートをThinkPadノートブク PCのユーザーに対して直接提供する。

レノボとノベルは、過去５年以上にわたり、研究や開発を共同で行ってきた経緯がある。レノボはこれまで数年間、ThinkPadノートPCラインをLinux認定し、ThinkPadノートブックでLinuxを最適に体験できるよう必要なツールを提供してきた。レノボは引き続きSUSE Linux Enterprise Desktop 10のヘルプセンターサポートを提供し、これはThinkPad T60pモバイルワークステーションノートブックPCから開始される。

ThinkPad TシリーズのノートブックPCには、最先端の技術とともに、優れた耐久性を実現するトップカバー・ロールケージや、Ultra Connect IIによる超高速無線接続、Battery Stretchツールによる最高のバッテリ寿命など、レノボの最新機能が搭載されている。また、オフィススイート製品であるOpenOffice.org、e-mailクライアントやWebブラウザなど、SUSE Linux Enterprise Desktop 10が搭載するビジネスアプリケーションを活用することができる。