ブレード型ワークステーション「IBM BladeCenter HC10」の提供を開始
-タワー型に比べ、オフィスにおける9割の廃熱、8割の設置スペースを削減-日本IBM
日本IBMは、従来のタワー型ワークステーションに比べ騒音、発熱、設置台数や面積を大幅に削減し、オフィス作業環境を向上させる「IBM BladeCenter HC10」の提供を開始した。
高度な計算や画像を処理する高機能端末であるワークステーションは、増設することによる設置スペースの確保やオフィス環境における騒音、発熱が問題になっていた。また、それぞれのワークステーションで処理するデータの管理、保守作業の煩雑さやセキュリティ面の確保も課題となっていた。
IBM BladeCenter HC10は、ワークステーション機能をブレードに集約し、LAN経由で接続した専用クライアント端末「IBM CPワークステーション・コネクション・デバイス(以下、CP20)」経由で処理を行う、新しいコンセプトのブレード型ワークステーションである。画像および入出力信号転送をハードウェアの機能で圧縮、暗号化し転送するため、従来のタワー型ワークステーションでの処理と同等のレスポンスを実現。同時に、高いセキュリティの確保を可能にした。個々のエンドユーザーにはこれまでと変わらないパフォーマンスを提供しながら、ワークステーションの集中管理が可能となり、システム管理の負担を軽減することができる。
CP20はハードディスクを内蔵しないユーザー専用端末で、設定によりUSBポート経由の外付けハードディスクやメモリーキーへのデータ保管の制限を行える。演算処理が高くセキュリティが確保されたストレージだけに保管されるためデータ持ち出しを防ぐことができ、処理データのセキュリティ向上を期待できる。
NEWS(2007年11月)
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