NTTデータ先端技術は、高機能なオールインワンアプライアンス「コリドラボックス」のオプションソフトウェアである「コリドラトーク」の販売を開始した。

コリドラトークは、これまでユニファイドコミュニケーションシステム導入の際の大きな障壁となっていた、導入コストと導入後のシステム活用への不安を払拭する、実務に即したIP電話活用ソリューションである。

NTTデータ先端技術はコリドラトークの市場投入により、コリドラボックス国内導入の加速化を狙いとしている。

コリドラトークの特長

コリドラトークは、オールインワンのひかり電話ビジネスタイプ専用IPテレフォニーサーバ「astima（アスティマ）」とを緊密に連携させることで、実用的なユニファイドコミュニケーションシステムの導入を短時間で実現し、企業のIT活用とIP電話利用の活性化に役立つ。

コリドラトークの導入により、コリドラボックスに搭載しているグループウェア「コリドラオフィス」とastimaを連動することができる。そこでユーザーは、主に以下のような機能が利用可能となる。

• コリドラオフィスのアドレス帳からの「クリック発信機能」
• コリドラオフィスのアドレス帳の内容を、astima対応の電話機に反映する「アドレス帳連携機能」
• ソフトフォンの「自動SIP設定機能」

これらの機能を電話システムIP化後に徹底活用することで、大きな効果を上げられる。

なお、対応する電話機は、IP NetPhone SX（固定IP電話機）とエイジフォンビジネス for astima（ソフトフォン）の2つである。また、他社製品にない大きな特長として、グループウェアとIP電話との連携がソフトフォンのみではなく固定IP電話機に対しても行えるという点がある。

コリドラトークの機能

コリドラトークの機能として、具体的には以下のようなものがある。

①グループウェアのアドレス帳からのクリック発信

コリドラオフィスのアドレス帳記載の電話番号をクリックして発信する。

②ソフトフォン（エイジフォン）のコールピッカー機能を活用したクリック発信

Webブラウザ、PDF、Outlook上の電話番号から発信。

③据置き型IP電話機の電話帳とグループウェアのアドレス帳との連携

据置き型IP電話機の電話帳に、コリドラオフィスのアドレス帳に登録された電話番号・氏名を、特別なソフトウェア・ハードウェアを使わずコピーできる。

④ソフトフォンの電話帳とグループウェアのアドレス帳との連携

ソフトフォン（エイジフォン）の電話帳に、ソフトフォン起動時に自動的にコリドラオフィスのアドレス帳に登録された電話番号・氏名をコピーできる。

⑤ソフトフォンの自動設定

SIPの知識がなくても、コリドラボックスのユーザー名、パスワードを入力するだけで、ソフトフォンを自動設定できる。

製品の提供

コリドラトークは、規模や用途別に仕様の異なるコリドラボックス４モデルのうち、グループウェアを搭載するS／M／LQの３モデルに追加可能なオプション製品として提供している。同製品は、NTTデータ先端技術のコリドラボックス販売パートナーから購入可能である。