「小学生のインターネット利用に関する調査結果」
-コミュニティ利用者の約3割がネット上で知り合った人とのコミュニケーションを経験-NTTレゾナント
国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント株式会社と株式会社三菱総合研究所は、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」(http://kids.goo.ne.jp/)上で、小学生の子どもを持つ保護者を対象に小学生のインターネット利用に関するアンケートを平成19年8月24日~平成19年9月10日にかけて実施した。
今回の調査(有効回答数2,000名)により、子どものいる家庭でのブロードバンド回線(光回線、ADSL、CATV)の利用者は94.5%で、そのうち光回線の利用者は38.8%と4割近くを占め、家庭でのインターネット利用環境は確実に高速化してきていることが明らかになった。
また、コミュニケーションを目的にインターネットを利用している子どものうち、四分の一がネット上で知り合った相手とコミュニケーションをしていると答えるなど、トラブルや事件のきっかけになりやすいとされているシチュエーションが実際に存在することが明らかとなった。
一方で、インターネットの利用ルールや情報モラル教育については、7割以上が「おもに家庭で親が教えるのが適当」と考えていることが分かった。フィルタリング機能については、7割以上の親が認知しているものの、実際の利用は2割弱にとどまっていることが分かった。
小学1年生までに約5割がインターネットを経験済み
インターネットを利用し始めた年齢は、就学前の3歳~5歳が26.9%と最も多く、0歳~2歳の6.1%と合わせると就学前にインターネットデビューする子どもは3割以上に上っている。2番目に多かったのは小学1年生の14.5%で、小学1年生までの割合の合計は47.5%となり、小学1年生の時点で約5割が既にインターネットを経験済みであるといえる。
さらに、インターネットを利用する目的は、1位が「ゲーム」55.4%、2位「勉強のための検索」49.9%、3位「娯楽・趣味に関する検索」49.5%となった。また、「E-メール」14.5%、「自分のホームページやブログにて情報発信」5.6%、「掲示板やSNSなどのコミュニティ利用」3.4%、「チャット」5.3%とコミュニケーションを目的としたインターネット利用もある程度の割合で存在する。
ネット上で知り合った相手とコミュニケーションする子どもは約3割
インターネットでメールやチャット、SNSなどのコミュニティを利用すると回答した子どもに対しコミュニケーションの相手について聞いたところ、「実際に知っている同年代の友だち」が83.4%と最も多かったが、「インターネットで知り合った同年代の友だち」(25.5%)が「家族や親戚」(24.3%)を抜いて第2位という結果になった。さらに、インターネットで知り合った“大人”とコミュニケーションをとったことのある子どもも5.3%いることがわかった。
フィルタリング機能の認知は7割超 実際の利用は2割弱
フィルタリング機能を「使っている」(16.7%)、「知っているけど使っていない」(58.8%)を合わせると75.5%の人が認知はしているものの、実際の利用は16.7%という低い結果であった。「知っているけど使っていない」と答えた人にその理由を聞いたところ、「不適切なページにアクセスしないと思っているので必要ない」が47.3%と約5割を占める。そのほかの理由として「大人が使うときに不便だから」(18.2%)というセキュリティより利便性を重視した回答があげられた。
NEWS(2007年12月)
NTTグループ関連
- ODS(オンライン・デジタル・ソース)に関する共同トライアルを実施(NTT)
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- ホームネットワーク用c.LINKモデム「PN-200-C2E4」の販売開始(NTT-ME)
- 超小型・軽量の赤外線ワイヤレス音声ガイダンスシステム「ATUbique」を開発(NTTアドバンステクノロジ)
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SIer・ベンダ
- 大型カラー液晶ディスプレイ電話機とソフトフォンの販売を開始(NEC/NECインフロンティア)
- 「Oracle GRID Center」においてILM に基づく階層型データベース管理ソリューションを共同で検証(EMCジャパン/日本オラクル)
- 相互運用性確保1周年で協業合意の範囲を拡大(マイクロソフト/ノベル)
- リリース8.5を日本市場に向けて販売開始-企業システムにおけるリアルタイム・データ統合を実現(インフォマティカ・ジャパン)
- ムーアの法則の継続とコンピューティング性能の向上を達成(インテル)
- インテルXeonプロセッサを搭載した新型ラックマウント型サーバの販売を開始(サン・マイクロシステムズ)
- MuleSource社と業務提携してオープンソースESB製品「Mule」の販売を開始(オージス総研)
- ダイナミック・ビジネス・アプリケーションを実現するプロジェクト「Genesis」を発表(日本BEAシステムズ)
- SaaS専業子会社「インフォテリア・オンライン」を設立しSaaS市場に本格参入(インフォテリア)
- 機能性を大幅に強化した最新バージョン「Onyx Adaptive CRM 6.0」(コンソナ・ジャパン)
- 統合ログ収集・分析・レポートシステム「LogCatcher for Meta Logger」(ネットワールド/三菱電機IT/アイベクス)
- 「Red Hat Enterprise Linux 5.1」-仮想化機能強化、ファイルシステムサイズ拡大により、大規模システムに対応(レッドハット)