サーバアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」の検索システムを150倍に高速化
網屋
網屋は、サーバアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」に搭載する「アクセスログ検索システム」を大幅に改善し、検索から表示までの処理性能を約150倍高速化した。
アクセスログ検索システムは、ALogコンバータで収集・保管する大量のアクセスログに対して、不審なアクセスの追跡や特定ユーザーの行動履歴の抽出・検索することを可能にした機能である。今回の処理性能の向上により、例えば、5GBのデータに対する検索が従来性能の150倍以上の高速検索処理により、1秒足らずで実行可能となり、1,000人規模の企業で1ヵ月間に数十GBのログを取得した場合でも、およそ1~2秒で検索・表示が可能となった。
ALogコンバータは、J-SOX法や個人情報保護法等のセキュリティ監査項目として必須のサーバアクセスログの管理を強力にサポートするツールとして、主にファイルサーバへのアクセスログと、ドメインコントローラサーバへのログオンログを収集・管理するものである。ファイルサーバ上にログを一時保管し、ログ管理サーバに圧縮転送する方式により通信するデータ量が少なく(約1/50に圧縮)、数百台のファイルサーバ環境や大容量のNASサーバでも適用可能なことから、特に大規模環境が前提である大手都銀、証券系金融機関、大手電器メーカー、NTTグループなどの通信系大手に導入されている。これらの大規模ユーザーでは、サーバへのアクセスログは1日数十GB以上にもおよび、毎日、膨大な量のデータが蓄積されるが、今回、アクセスログ検索システムが大幅に高速化されたことにより、アクセスログ証跡の検索をより迅速に行うことが可能となった。
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