NTTドコモのSuper3G無線基地局装置ベンダーに選定
-最先端のモバイルソリューションを提供して次世代モバイルの発展に貢献-NEC
NECは、NTTドコモが商用サービスを予定しているSuper3Gの無線基地局装置の開発・製造ベンダーに選定されたことを発表した。
Super3Gは、W-CDMAの拡張技術であるHSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)/HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)からさらに発展した標準規格である。データ通信速度は、下り100Mbps以上/上り50Mbps以上の高速通信を実現し、遅延の改善や周波数の利用効率向上などを目的としたシステムである。
またSuper3Gは、W-CDMAの標準化団体3GPPにて、Long Term Evolutionと称して検討されており、主要仕様は概ね策定されている。NECは、この標準化活動に2名の副議長をはじめ、多くのメンバーが参加し、中心的な役割を果たしている。
NECは、従来からモバイルにおけるトータルソリューションプロバイダーとして、NTTドコモ向けに携帯端末やiモードなどのコンテンツサービスからコアネットワーク、無線基地局などのインフラシステムを提供している。また、Super3G対応の携帯電話端末ベンダーとしても既に選定されている。
NECは、今回、Super3Gの無線基地局装置の開発・製造ベンダーに選定された理由として、「当社のこれまでのトータルソリューションプロバイダーとしての実績が高く評価されたことによるものと考えております」と語っている。また、「今後ともNTTドコモとの関係を一層強化していくとともに、グローバル市場に向けて最先端のモバイルソリューションを提供し、次世代モバイルの更なる発展に貢献していきます」と語っている。
NEWS(2008年1月)
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