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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

北関東初!関東つくば銀行にてテレビ電話相談窓口開設

-地域金融機関の新たなリテール戦略の展開-

NTTレゾナント

写真1 テレビ電話相談システムの画面
写真1
テレビ電話相談システムの画面

概要

NTTレゾナント株式会社(以下、NTTレゾナント)とNTT東日本茨城支店は、NTTレゾナントが開発した高品質映像コミュニケーションサービス「WarpVision(ワープビジョン)」を利用した金融機関向けテレビ電話相談システムを関東つくば銀行(土浦市:木村興三頭取)へ導入した。関東つくば銀行でのテレビ電話相談窓口開設は北関東エリアの金融機関では初めてとなる。

本システムは、関東つくば銀行が展開する個人相談窓口「パーソルプラザ」「すまいるプラザ」の各拠点をWarpVisionで結び、相談者はどの窓口プラザからでも専門家(社労士・税理士)を呼び出して年金・税務コンサルティングが受けることが可能となり、関東つくば銀行にとってはサービスの一律化を図るとともに、お客様の利便性向上を実現させている。

図1 システム構成図
図1 システム構成図

画質は標準テレビ並み、音質はCD並みで映像と音声がずれることがない。「従来のテレビ電話に比べて対面サービスに近い感覚で話せる」(関東つくば銀行個人部:川井副部長)という。

相談者からの問合せは年金相談・税務相談の2つだが、必要に応じてコンサルタント間で転送が可能な上、3者間通話も出来る。また実際でのコンサルティングでは相手の表情を見ながら様々なアプリケーションを共有し、遠隔からリモート印刷することが可能なため、電話では伝えきれない資料等も容易に説明することが可能である。

背景

昨今、不透明な年金制度改革を背景に、自己責任で老後のライフプランを考えていく必要に迫られているが、年金に関する各種相談、受給手続・届出は一般的に社会保険事務所で行う。

世の中のニーズとして、利用者からは最寄の銀行窓口で手軽に年金代行手続きや相談を受けたいニーズも広がってきており、各銀行も年金相談業務を積極的に展開しているものの、対応できる専門家(社労士・年金アドバイザー)が不足しているというのも事実である。 

加えて、銀行は従来の「預貯金業務」から老後の年金相談・運用も含めた「ライフプランコンサルティング業務」への新たなリテール戦略展開も必要とされてきている。

従来、関東つくば銀行では、「マネープラザ土浦」「パーソルプラザ二ノ宮」の2ヶ所のみで年金相談業務を行っていたが、今回テレビ電話相談システムを導入し、「マネープラザ」「パーソルプラザ」の各拠点をWarpVisionで結ぶことで、どのプラザ窓口からでも気軽に年金相談できる仕組みを構築するとともに、限られた人材と設備を最大限に活かしながら、地域金融機関という枠を超えたより質の高い金融サービスの提供と効率的な業務を可能としている。

今後の展開

NTTレゾナントは新たなサービスの開発と利用シーンの開拓を通じて、金融機関だけでなく、医療・公共など相談業務を必要とする、さまざまな業務でも活用できるよう映像コミュニケーション市場の拡大に努めていく。

お問い合わせ先

NTTレゾナント株式会社
コミュニケーション事業本部
サービス推進部
担当:谷口康忠
TEL:03-5224-4590
http://www.warpvision.jp/

NEWS(2008年1月)

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