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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

ソフトウェアでフルスペックハイビジョンを実現するテレビ会議サービス「WarpVision HD」を提供開始

-医療/ヘルスケア分野における新たなご利用シーン拡大に期待-

NTTレゾナント

概要

NTTレゾナント株式会社(以下、NTTレゾナント)が提供している高精細映像コミュニケーションサービス「WarpVision(ワープビジョン)」は、VGAサイズ(640×480ピクセル)での高品質な双方向映像通信を利用可能とし、金融機関における遠隔資産運用相談や自治体における遠隔住民相談窓口など様々な分野で活用され、映像ソリューションとして従来にない利用シーンを開拓してきた。

また、高い水準での画像品質が求められる医療分野においても、なめらかな動画と最大で0.2秒以下という映像伝送の低遅延性が評価され、導入が進んでいる。例えば、患者から摘出した細胞を遠隔地に設置した顕微鏡を操作しながら、癌の有無を手術中に診断する「遠隔病理診断」。または、離島などの離れた診療所にいる担当医と精神科などの専門医を結ぶ「遠隔医療相談」等である。

図1 WarpVisionを使った遠隔病理診断
図1 WarpVisionを使った遠隔病理診断

それら医療用途ユーザーは、標準テレビ並みの映像品質を提供するWarpVisionの画質を高評価する一方で、診断精度を高めるためによりリアルな質感と画質向上の要望が数多くあるのも確かである。

そこで今回、NTTレゾナントが2008年1月より提供を開始した「WarpVision HD」は、さらなる高解像度映像通信を可能とし注目されている。「汎用PCでの利用を可能とすることでトータルコストを抑えたサービスを提供する」という従来からのWarpVisionが掲げる基本コンセプトを継承し、ソフトウェア型のテレビ会議サービスでは初めてとなるフルスペックハイビジョン(フルHD・1920×1080ピクセル)版の提供で、さらなる高画質の提供と視野の拡大を実現している。

図2 「WarpVision HD」画面のイメージ
図2 「WarpVision HD」画面のイメージ

今後の展開

16:9のハイビジョンディスプレイに映し出される映像は、より人間の視野に近いものとなり、遠隔病理診断などの既に好評を得ている分野だけでなく、皮膚科への適用、あるいはCT画像・MRI画像などを見ながら意見交換を行う遠隔画像カンファレンスなどへの応用が望まれる。医師不足に悩む地方支援が問題化し、ITの利活用が求められる中、医療/ヘルスケア分野における新たな利用範囲の拡大に期待したい。

お問い合わせ先

NTTレゾナント株式会社
コミュニケーション事業本部
E-mail:warpvision-hd@nttr.co.jp
URL:http://www.warpvision.jp/

NEWS(2008年2月)

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