開発ツール「ActiveSIP™」シリーズを2月12日より販売開始
NTTソフトウェア
NTTソフトウェアは、IP電話やIPアプリケーションサーバなどのSIP搭載通信製品の試験や開発を短期で行える開発ツール「ActiveSIP」シリーズを2月12日より販売を開始した。「ActiveSIP」シリーズは、Simulation TesterとStack Libraryから構成される。
Simulation Testerは、種々のネットワークインターフェースの検査データに沿った試験機能を提供しており、SIP搭載機器の検査業務を効率よく行える。検査データを差し換えることで、NGNなどにも柔軟に対応。
また、Stack Libraryは、煩雑なSIPプロトコル処理を隠蔽し、ライブラリとして提供するため、SIP対応のサービスや製品の開発期間短縮、コスト削減に有効である。
「ActiveSIP」シリーズの特長
(1)ActiveSIP Simulation Tester
ActiveSIP Simulation Testerの試験機能は、プロトコルチェック機能と、NGN網などの公開されたネットワークインターフェース条件に沿ったシーケンスデータおよび検査データが提供可能。これにより従来の機能確認用システムと比べ、SIP対応のサービスや機器の検査準備作業が簡素化できる。また、大規模システムの検査業務において、Simulation Testerを複数配置しても、試験開始などの操作を1台のテスターより一括で行えるため、検査業務の効率化が図れる。
本テスターは、WindowsPC用ソフトウェアとして提供し、従来の多くのハードウェア一体型と比べ、安価に導入できる。
◆モニタ:被検査側機器とのSIPシグナリングを検査し異常箇所を表示。
◆動作モード:被検査側機器とのSIPシグナリングにおいて、UAS(ユーザエージェントサーバ)またはUAC(ユーザエージェントクライアント)をシミュレート。
・UAS擬似(網側など):IPネットワーク側のSIPサーバを擬似し、検査対象のSIP搭載機器(IP電話など)とのSIPシグナリングを試行、動作状況をモニタ。
・UAC擬似(SIP端末など):最大5000台のSIP搭載機器側(IP電話など)を擬似し、検査対象のSIPアプリケーションサーバとのSIPシグナリングを試行、動作状況をモニタ。
◆検査条件の設定:通信手順を編集し、検査対象に対して様々な動作を試行。編集のためのGUIを提供。
◆SIPプロトコルチェック機能(オプション):SIPの標準適合性の確認。
本機能は、プロトコルチェックエンジンとチェック項目が独立しており、適応する網に応じたカスタマイズが可能。網毎に必須となるパラメータなどをきめ細かにチェック(特許出願中)。
◆IPv4だけでなく、IPv6もサポート。
(2)ActiveSIP Stack Library
ActiveSIP Stack Libraryは、国際標準RFC3261をはじめSIP標準規定を実現するソフトウェアライブラリである。例えば、IP電話、IPテレビ電話、IP会議システムなどSIP搭載製品のサービスや機器の開発において、煩雑なネットワークプロトコル処理から開放され、アプリケーション/サービスの開発に専念できる。これにより、開発期間の短縮、開発費の削減、高信頼性の確保などが実現できる。
また、大規模防犯カメラシステムなど連続運転条件が厳しいシステム開発などにも有効利用できる。
◆SIP標準規定(RFC)に準拠
SIPプロトコル処理ライブラリ。主なRFCに対応しており、様々なSIP通信機への実装が可能。
◆拡張機能の充実
UDP/TCP、IPv4、IPv6、輻輳制御機能、呼救済機能をサポート。
◆対応OSの幅広さ
Windows、Solaris、Linuxに対応し、SIPをベースにした多様なサービス開発に幅広く利用可能。
お問い合わせ先
NTTソフトウェア株式会社ネットワークサービス・ソリューション
事業グループ
IPネットワーク事業ユニット
谷畑(やはた)/尾崎/松村
TEL:0422-51-5221
E-mail:activesip@cs.ntts.co.jp
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