データセンタ内のホットアイル部分を囲んで熱再循環を防ぎ冷却効率15%アップを図るソリューション「HACS」を発売
エーピーシー・ジャパン
エーピーシー・ジャパン(APC Japan)は、データセンタ内のラック列のホットアイル部分を囲い込み、熱の再循環を防いで冷却効率を向上させるソリューション「HACS」(ハックス:Hot Aisle Containment System)を発売した。
HACSは、IT機器からの排熱が溜まるホットアイルの両サイドとラック間の天井部分の3方向を隙間なくパネルで塞ぎ、熱をHACS内部に留めて冷却を行うソリューションである。このソリューションは、APC Japanが2006年4月から展開してきたラックの列単位で冷却を行うモジュール式の冷却ソリューションである「InfraStruXure InRow」製品と組み合わせて利用する。InfraStruXure InRowは、ラックに隣接して冷気を供給するため0.5kW~2kWはもちろんのこと、5kW以上の発熱があるIT機器の冷却にも対応している。このため、排熱をIT機器の吸気部に再循環させることなく冷却システムに戻して冷却を行うことが可能となり、HACSを付けていないInfraStruXure InRowに比べて全体の排熱処理効果を約15%向上させることができる。HACSの導入により、さらに効率的・効果的なIT機器の冷却を実現することができ、昨今問題視されているデータセンタの消費電力の増加に対するグリーンIT化が期待できる。またこれまで以上に、冷却機器の効率を向上させることが可能となる。
APC Japanでは今後、データセンタの熱対策とグリーンITのソリューションとしてHACSとInfraStruXure InRowとの組み合わせによる相乗効果により、市場の拡大に努めていく。
お問い合わせ先
エーピーシー・ジャパンTEL:03-6402-2001
NEWS(2008年4月)
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