NTTコムウェア、ITサービスマネジメント国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証を拡大
NTTコムウェア
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井 郁次、以下NTTコムウェア)は、2008年3月、ITサービスマネジメントの国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証範囲を拡大した。
背景
NTTコムウェアはこれまで、ISO9000、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証を取得するなど、情報システムサービスにおいて高い品質と堅牢な情報セキュリティを実現している。
また、ITサービス運用保守の業界スタンダードといえるITIL(*1)の普及促進を目的とした取組みも行っている。ITサービスの運用保守における品質向上・継続的な改善を行う仕組みの定着のため、早期よりITILプロセスの導入を進め、ITILファンデーション資格およびITILマネージャ資格の取得者の育成にも力をいれてきた。
概要
「ISO/IEC20000」はITILを基に作られたITサービスマネジメントの国際規格。主に企業のIT部門やITサービス事業者が効率的かつ効果的なITサービスを提供するための枠組みとして活用されている。昨今では、内部統制を強化する手段としても注目され、日本では、昨年4月、JIS Q 20000として制定され、認証を取得する企業が増加している。
NTTコムウェアでは、2007年1月に、先行してネットワーク及びサーバサービス提供の1部門で「ISO/IEC20000」の認証を取得し、今回、共通機能である監視・ヘルプデスク部門と、流通業案件対応部門の2部門に認証を拡大した。
今回の認証拡大は、当社のITILに対するこれまでの取組みを客観的に評価するものである。
今後の展開
NTTコムウェアでは、今後もITILおよび「ISO/IEC20000」の実装ノウハウを展開し、認証範囲を拡大するとともに、ITサービスマネジメントシステムを維持運営していくことにより、更なるサービス品質の向上、お客様からの信頼向上に努めていく。
認証概要
■事業所
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 サービス事業本部 サービスプロバイダ部
■認証範囲
PFS-BU AINCS担当、MSP-BU FSC24担当、及びMSP-BU 特定プロジェクト(流通)担当が行う情報・通信システムの運用・保守及びそれに付随する戦略立案、企画、設計・構築のサービス事業
(下線が今回の拡大範囲)
■認証登録番号
ITMS 510129
■審査登録機関
BSI マネジメントシステムジャパン株式会社(*2)
■認定機関
itSMF(*3)
日本情報処理開発協会(JIPDEC)(*4)
■認証拡大日
2008年3月25日
【用語解説】
- *1 ITIL
- ITサービスマネジメントのベストプラクティス集(Information Technology Infrastructure Library)。英国及びその他の国における英国政府OGC(Office of Government Commerce)の商標又は登録商標。
- *2 BSI マネジメントシステム ジャパン株式会社
- 1998年9月に設立された英国規格協会出資の日本法人。ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO20000等の審査登録機関を行っている。BSI(英)は、世界で最も古い歴史を持つ英国の規格協会でISO規格の原案を多数作成している。
- *3 itSMF
- 世界中のITサービスマネジメントを活用するプロフェッショナルのための国際的な独立フォーラム。ITILの普及促進活動の一環としてISO/IEC20000の認定を行っている。
- *4 日本情報処理開発協会(JIPDEC)
- 中立的な公益法人として日本の情報化の発展に貢献するため、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) 適合性評価制度や、プライバシーマーク制度の運用を含む様々な事業を行っている。
NEWS(2008年6月)
NTTグループ関連
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- ITサービスマネジメント国際認証規格「ISO/IEC20000」の認証を拡大(NTTコムウェア)
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SIer・ベンダ
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