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NTTコムウェアが提供するフィッシング対策ソリューション「フィッシュカット」を、京都中央信用金庫が採用

-金融機関で8例目の導入、フィッシング対策ソリューションのスタンダードへ-

NTTコムウェア

NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本迪雄、以下 NTTコムウェア)が提供する電子透かし(*1)を利用したフィッシング対策ソリューション「PHISHCUT(以下、フィッシュカット)」を、京都中央信用金庫(本店:京都市、理事長:布垣 豊)が導入し、5月よりサービスを開始した。

「フィッシュカット」が正規のWebサイトかどうかを判断し、疑いのある場合には警告を出す。

導入の背景

近年、米国を中心に金融機関などから送られる電子メールを偽装して、本物そっくりのWebサイトに誘い込み、クレジットカード番号や暗証番号などを盗み出すフィッシング詐欺が増加している。日本でもフィッシングによる被害が報告されるようになり、金融庁などでもフィッシングに関する対策を促している。

京都中央信用金庫では、各種インターネットサービスを提供するにあたり、このようなフィッシング詐欺からお客様を守ることが重要課題の一つと考え、「お客様がさらに安心して利用できるWebサイト」を提供するために、「フィッシュカット」を導入。

「フィッシュカット」導入金融機関は、京都中央信用金庫で8例目となる。

「フィッシュカット」の概要

「フィッシュカット」は、金融機関やインターネットバンキング、ショッピングサイトなどのWebサイトに電子透かしを埋め込み、利用者の専用ソフトと認証システムとで連携し、Webサイトの認証を行うサービス。フィッシングサイトの検出や、認証結果をユーザーに伝える機能などにより、フィッシングサイトへの重要情報(ログインID、パスワードなど)の送信を防止する。ユーザー側は、認証の結果を「フィッシュカット」のツールバーの色変化だけでなく、認証結果OK、もしくはフィッシングサイトの疑いありの旨の吹き出しで確認することができる。

認証システムと専用ソフトのダウンロードサイトはNTTコムウェアが提供するASP方式(*2)で、短期間で導入でき、初期導入費用もかからない。専用ソフトが自動的に認証を行うため、利用者もソフトをインストールするだけで利用が可能だ。

今後の展開

「フィッシュカット」は、導入する際の簡便さや、操作性が認められ、現在までに7例の金融機関への導入実績がある。今後、金融機関や自治体、インターネットショッピングサイトに対して更に積極的な展開を目指していく。

【用語解説】

(*1)電子透かし
画像・動画・音響データなどに、人間が知覚できないような情報を埋め込む技術。
(*2)ASP方式
ビジネス用のアプリケーションソフトウェアを、インターネットを通じて顧客に貸し出す事業方式。ユーザーはブラウザを通じて、ASPの保有するサーバにインストールされたアプリケーションソフトウェアを利用する。

※PHISHCUTはNTTコムウェア株式会社の登録商標です。

※NTTコムウェア株式会社はPHISHCUTの特許を取得済です。

【参考】

◆認証結果のお知らせイメージ
認証結果のお知らせイメージ

お問い合わせ先

お問い合わせ先
NTTコムウェア株式会社
広報室 佐藤/田村
TEL:03-5796-4139
URL:http://www.nttcom.co.jp

NEWS(2008年7月)

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