CipherCraftシリーズの販売数が10万ライセンスを突破
-メールの誤送信防止機能に注目集まる-NTTソフトウェア
NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフトウェア)では、誤送信防止機能を強化した暗号メール製品「CipherCraft/Mail」の販売が順調で、昨年末に機能強化したバージョン4.0を含むCipherCraftシリーズの販売数が10万ライセンスを突破した。
図1 主な情報流出原因
日本ネットワークセキュリティ協会資料より
背景
J-SOX法施行などに伴い、企業等においてはセキュリティ強化の見直しなどが定着しつつある。特に内部からの情報流出では、常にワースト3を占めるメール誤送信を防止したいという企業が増えてきている。
導入検討顧客
いち早くメール誤送信防止を目的としてCipherCraft/Mailを導入した企業としては、個人情報を大量に取り扱う大手金融機関、最先端の技術情報を取り扱うNTTグループ企業/大手製造業などが中心であった。最近では大手企業ばかりではなく、中堅企業やコンプライアンス重視の小規模企業においても検討の段階を過ぎ、積極的な導入段階へと加速してきている。
図2 誤送信防止画面
◆製品選定理由
企業においてCipherCraft/Mailを選択する主な理由について、以下の3つがある。
- ①誤送信防止機能(特許出願中)
- ②導入/維持管理のしやすさ
- ③手ごろな価格体系
特に①の誤送信防止機能では、同社が特許出願中である“誤送信防止画面”の評価が高い。
導入パターン
CipherCraft/Mailの導入企業では、大きく分けて2つのパターンに分けられる。
①誤送信防止機能を中心とした構成:CipherCraft/Mailのクライアント版を利用者PCにインストールする形態。この形態では、暗号化機能も合わせて導入する企業も多い。
②サーバ版による暗号化機能利用の構成:利用者PCにソフトウェアをインストールできない企業や、情報システム部門にてサーバ版で一括管理したい企業などで多く採用されている。この形態では暗号化機能のみを利用する形態となる。
無料お試し版
NTTソフトウェアでは、同社のWebサイト上から製品評価版をダウンロードする仕組みを設けている。
http://www.ntts.co.jp/products/ccraftmail/
上記サイトからダウンロードした評価版は、30日間無償で利用する事ができるため、導入時における動作確認用としても活用できるサービスである。
◆標準価格
- 誤送信防止版:
- 4,900円(1ユーザ)
暗号機能付誤送信防止版9,800円(同) - サーバ版:
- 980,000円(100ユーザ)より
(上記価格は全て税別)
NEWS(2008年9月)
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