携帯電話へ各種ポイントカード、会員証を大量かつ簡単に集約するシステム「ぎゃざポ(仮称)」を開発、共同実証実験の検討を開始
NTTコミュニケーションズ
NTTコミュニケーションズ(以下 NTTコム)は10月9日、携帯電話に各種ポイントカードや会員証を集約するシステム「ぎゃざポ(仮称)」を開発。それに伴い、2009年2月の実証実験開始を目途に、ビックカメラ、ノジマ、及びランシステム(スペースクリエイト自遊空間)と共同で、「ぎゃざポ」の実証実験について検討を開始。実証実験にあわせて、「ぎゃざポ」に対応するリーダー/ライターを複数企業と共同開発することを発表した。
システム開発の背景
ポイントカードや会員証を利用する顧客より、店舗ごとにカードを所有しなければならず財布へ収納できないケースもあり、使いたい時に使えないという問題点が指摘されている。また、店舗にとっても、発行したポイントカードを紛失されたり、持ち歩いてもらえないなど、有効活用されていないことが課題になっており、さらにはポリエステル(PET)カードを大量に消費することで環境への悪影響も考えられる。このようなことから、PETカードを発行せずに、ポイントカードや会員証を常に持ち歩ける技術が求められていた。
システムの概要と特長
図 「ぎゃざポ」のシステム概要
「ぎゃざポ」では図に示すように、NTTコムが開発したアプリケーション技術「Key-Shuttle」(国内・国際特許出願済み)を利用し、携帯電話に各種ポイントカード及び会員証を安全かつ効率的に収容することが可能。本システムによる会員証は、携帯電話に簡単に登録できる一方、偽造・変造などが困難なため既存のポイントカード、会員証の代替として安心して利用できる。一度携帯電話へ「Key-Shuttle」アプリをダウンロードすれば、専用のリーダー/ライターへかざすだけで携帯電話の中にポイントや会員証情報を保存できるため、従来のように店舗ごとにアプリケーションをダウンロードする必要はない。主な特長は以下の通り。
・専用のリーダー/ライターに携帯電話をかざすだけで、1台の携帯電話へ多数のポイントカードや会員証(顔写真等の画像情報も登録可能)を集約できる(約100枚以上)。
・リライト式カードを利用している店舗の場合、分配器を利用することにより既存システムをそのまま利用して「ぎゃざポ」に対応することが可能。また、バーコード式カードを利用している店舗であれば、既存システム(管理サーバ、POS端末など)へ全く手を加えずに、「ぎゃざポ」に対応できる。
NTTコムでは、2009年2月~6月(予定)の実証実験終了後、その結果を踏まえて商用化について検討する予定のほか、「ぎゃざポ」のポイントカード、会員証以外の分野への応用についても検討していく予定。
お問い合わせ先
NTTコミュニケーションズ株式会社プラットフォームサービス部
青木・田中・池田
TEL:03-6701-9207
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