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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

Open Storage製品の中核となる「Sun Storage 7000」シリーズを販売開始

サン・マイクロシステムズ

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Sun Storage 7110

サン・マイクロシステムズは、(以下、サン)Open Storage製品の中核となる「Sun Storage 7000」シリーズ として「Sun Storage 7110」、「Sun Storage 7210」、「Sun Storage 7410」の3機種の販売を開始した。Sun Storage 7000シリーズは、サンが新しく打ち出したコンセプトである「Open Storage」に基づくストレージ・アプライアンス製品である。オープンスタンダードなコンポーネントを採用し、高い管理性、優れたリアルタイム・モニタリング機能、トラブルシューティング機能を備え、かつシンプルな操作性で容易な運用が可能となる。さらに、高いパフォーマンスを維持しながらも、エネルギー効率が考慮され低消費電力を実現している。これらにより、従来のストレージ・システムと比べ大幅な価格低下による高い投資対効果が見込まれる。

従来のストレージ製品は、各社独自の技術で構築されており、固有の知識とデータ管理ソフトウェア製品の購入などの投資が必要であった。サンは、オープンスタンダード技術を元に製品を開発することで、独自技術にとらわれないオープンな製品を実現した。

また、Sun Storage 7000シリーズでは、Solaris ZFSのデータ管理機能を活用することで従来のストレージ製品では必須であったデータ管理ソフトウェアの購入を不要とし、データ容量の増加と共に発生していた追加ライセンス費用によるコスト増加の回避を可能にした。

機能と特長

主な機能と特長を以下に示す。

(1)高い管理性

Sun Storage 7000シリーズは、Solaris OSやOpenSolarisに含まれるSolaris ZFSなどの各種テクノロジーを活用することで、統合されたストレージ・アプライアンスを実現している。Solaris ZFSによってこれまでは必須であったディスクの追加や削除の際のボリューム操作などの作業が不要となり、ファイルシステム管理における煩雑さが軽減され、高い管理性を実現。

(2)リアルタイム・モニタリング

Sun Storage 7000シリーズは、Solaris OSのDTrace機能をベースとしたFishworks技術により、リアルタイムでの分析・監視機能を備えている。これにより、包括的かつ直感的な分析や最適化を実現し、実稼動環境にあるストレージ・システム全体をリアルタイムでモニタリングすることが可能。問題を迅速に検出し原因を究明・解消し、業務への支障を未然に防ぐことができる。

(3)投資コスト削減

Sun Storage 7000シリーズではこれまで顧客の負担となっていたソフトウェア購入の費用を抑えて投資コストを削減すると同時に、Solarisの堅牢性による高い信頼性を持つストレージ環境を構築できる。また、SSD(ソリッドステート・ディスク)と汎用ディスクの併用を可能にした「Hybrid Storage Pools*1」技術により、1GBあたりのコスト削減を可能にし、低コストと同時に高いパフォーマンスを維持している。

Open Storage とは

従来ベンダーロックインされていたストレージユーザーを、オープンスタンダードの世界に開放するという理想のもとに、サンのサーバ、ソフトウェア、ストレージのテクノロジーを融合したコンセプトだ。今回出荷開始となるSun Storage 7000シリーズに代表されるOpen Storageコンセプトに基づいた製品は、管理の容易性と拡張性を圧倒的な低コストで実現し、ミッションクリティカル業務に耐えうる性能と信頼性を兼ね備えている。

*1 Hybrid Storage Pools:128ビットファイルシステムであるZFSを利用し、DRAM/SSD/ディスクドライブなどを単一のキャッシング階層として透過的に管理するもの。

お問い合わせ先

サン・マイクロシステムズ
TEL:03-5717-5033

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