NTTソフトウェア株式会社では、独自開発しているモバイルセントレックスソリューション「ProgOffice」の電波干渉対策の仕組みを活用し、外来波などの電波干渉を視覚的に把握できる、「ProgOffice Wirelessモニタ/PORTABLE」を2009年２月17日より販売を開始した。

無線LANでのトラブル調査を簡易に実施

「ProgOffice Wirelessモニタ/PORTABLE」は、モバイルセントレックス導入時のサイトサーベイや、既にモバイルセントレックスを導入しているお客様で、無線LAN端末の通話品質が悪いというような運用中の問題が発生している時に、電波干渉の調査が簡易に行えるツールである。

無線LANでの通信品質／状態は、有線LANのようにネットワークのトラヒック量のみならず、周辺の他無線LAN運用環境や、同じ無線周波数帯へ影響を及ぼす非無線LAN機器からの電波干渉に左右される。これらは機器を使用した時に発生し、定常的に発生しないため、何らかの通信品質障害が発生しても調査時には発生しないことも多く、その解析や原因究明の材料となる情報を得るのが難しく、また高度な技術スキルとコストを要していた。

電波干渉を視覚的に把握、長期の測定にも対応

「ProgOffice Wirelessモニタ/PORTABLE」は、ノートPCとアクセスポイントをサイトサーベイ時に設置予定場所もしくは障害発生場所に置いておくだけで、無線LANの外来波など電波干渉を視覚的に把握できる各種情報を常に測定し保管することができる。これらの測定は、複数の設置予定場所を一度に測定できるので、設置予定場所毎の電波干渉の影響度合いの差を把握したり、１週間以上に渡り一度に測定することができるので、時間帯や曜日帯による電波干渉の影響度合いを把握することが出来る為、無線LANの電波干渉状態が、いつ、どこでどのような状態だったかを把握できる。さらに、コンパクトなため測定場所の制約を受けることなく、持ち運びも容易に可能である。