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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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NTTコムウェア、RFIDを利用したオフィス入退室管理システムを3万人規模で導入開始

NTTコムウェア

NTTコムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア、本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本迪雄)は、RFIDを利用した入退室管理システム(以降、RFID入退室管理システム)の全社展開を決定した。2009年1月、首都圏2拠点にて社員、パートナー、来訪者など3000ユーザーから導入を開始し、最終的に、2010年度にはグループ会社を含む全国22拠点3万ユーザーに展開予定である。本システムによりオフィス入退室における利便性向上とセキュリティ強化、並びに入退室管理業務の省力化を図る。

今後、NTTコムウェアでは、本システムと動線管理や勤務管理、福利厚生サービスなどを組み合わせたトータルソリューションサービスの提供を目指す。

導入の背景

NTTコムウェアでは従来、社員証などでビル入館時、オフィス入退室時に認証を行い、入退室管理を行っていた。しかし、昨今のセキュリティ強化の流れの中で高精度な入退室記録を残し、より厳密に管理したいという要望があがっていた。また、その一方で、混雑時などにもスムーズな入退室を行いたいという利便性向上の要望もあがっており、これらを両立することが課題となっていた。さらに、拠点ごとに「カード認証」、「生体認証」など、複数の認証装置が並行運用されており、管理の効率化の観点から統一を図り、将来的な一本化を目指す必要があった。

そこで入室資格を一元管理し、スムーズでより精度の高い入退室記録を残すことを目的に、RFID入退室管理システムの全社導入を決定した。

特徴

◆セミアクティブタグ(*1)採用でハンズフリー認証と入退室記録の自動収集を実現

カードをかざす必要のないハンズフリー認証でドアの開錠を行い、混雑時でもスムーズな入退室を実現。また、入退室の移動方向のチェックもあわせて行うことで「共連れ」(*2)や「すれ違い」を含めた精度の高い入退室記録を自動収集可能。(読み取り精度99.7%*2008年3月NTTコムウェア内実証実験値)

◆複数拠点の入退室管理業務もセンター集中管理で効率化

遠隔地など複数拠点にまたがる入退室管理においても、カード発行や入室資格、入退室履歴を一元管理することで少人数による集中管理が可能。今後、所属情報と連携した入室資格メンテナンスや各種申請・承認証跡のペーパーレス化など、バックヤード業務の更なる省力化を図る。

◆RFIDシステム開発のノウハウを入退室管理システムに適用

これまでNTTコムウェアが行ってきたRFIDミドルウェア開発やソリューション開発で培われた技術力とノウハウを適用し、RFIDによる大量データのフィルタリングや効率的な履歴データの管理、並びに複数拠点に配置された設備の集中監視を可能とした。

◆ネットワーク障害時にも万全

センターサーバーとのネットワーク障害時にも、拠点側での入退室認証は可能。また通信復旧後、未送信の入退室記録をセンターサーバーに自動送信することで記録の欠落を防止。

◆他の機器との連携で高セキュリティ区画にも対応

生体認証や通過した人数のカウントが可能な機器と連携し、ダブルチェックを行うことでよりセキュアな認証を実現。

【用語解説】

*1 セミアクティブタグ
セミアクティブタグとは、トリガーエリアに入った際に電波を発信しタグIDとエリアIDを認識できる仕組みのRFIDタグで、アクティブタグと比較して電池消耗を抑えることが可能。マラソンや自転車競技などのタイム計測に使用されているほか、工場や病院の入退室管理などでも使われている。
*2共連れ
入室資格のある人に連なって入室資格のない人が入退室を行うこと。

お問い合わせ先

NTTコムウェア株式会社 広報室
TEL:03-5796-4139
URL:http://www.nttcom.co.jp

NEWS(2009年3月)

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