NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

NTTレゾナント「CampusChannel」のサービス提供を開始

~デジタルサイネージを使い予備校で「受験生」と「大学」とをマッチング~

NTTレゾナント

NTTレゾナント株式会社(以下、NTTレゾナント)は、自社が開発・提供中のデジタルサイネージ・システム「レナキャスト」を使って、大学が所有する大学案内映像素材を受験生向けのコンテンツとして編集し、全国29拠点の予備校・書店に設置した大型ディスプレイ上で映像配信する広告サービスCampusChannelを、平成21年1月1日より提供開始した。サービス開始時には有名国公私立大学28校が参画している。

サービス開始の経緯

NTTレゾナントでは、Campus Channelの商用化に先立って、平成20年7月23日から平成20年9月30日までの期間、駿台予備学校5拠点に大型ディスプレイを設置し、有名国公私立大学19校の案内映像を配信するトライアルを実施した。1大学あたり1日13回以上、月約400回を配信した結果、予備校へ通学する受験生に対するアンケートでは、70%が1日に2回以上Campus Channelを閲覧していた他、回答者全員が今まで大学の映像を見たことがなく、CampusChannelで今後も大学案内映像を閲覧したいという意向を示した。

また、高校生の約96%が所有する携帯電話を活用し、ディスプレイ横に設置した「FeliCa」カードリーダーから、オサイフ携帯を用いて大学の資料請求を行わせ、視認から行動への誘導を図ることで効果検証を行った結果、一般的なサイネージシステムにおける携帯電話を使った行動アクションへの誘導が皆無に等しいのに対し、5校舎合計で133件のタッチ件数が実証された。

この結果、トライアルへの参加大学からは、学生へのリーチが明確なので、今後もサービスの提供を継続してほしい、といった評価を得た。

これを受けて、映像の配信拠点を駿台予備学校10校、代々木ゼミナール15校、早稲田予備校3校、および大学入学願書売上1位である三省堂書店1店舗の合計29拠点と大幅に拡大し、商用サービスとして提供を開始した。

サービス概要

CampusChannelの配信プログラムは、大学案内映像(動画)、所在地・募集学部等の基本情報(静止画)、入試情報などタイムリーなお知らせ(テキスト)の全3画面で構成された大学案内コンテンツ(写真1)を中心に、センター試験過去問題(一問一答形式)などNTTレゾナントが製作したオリジナルコンテンツと組み合わせて、各拠点に設置した液晶ディスプレイへ曜日別・拠点別に編成した情報を配信する。

実際の配信の様子
写真1 実際の配信の様子
(メイン画面:大学映像、サブ画面:大学情報、テロップ:大学からのお知らせ)

このシステムは、予備校内で大学進学を目指す受験生が強制的に見る視認性と、朝から夜まで何度も繰り返して視聴される反復の視認性が評価されるため、大学側に非常に高い広告効果をもたらすといえる。

また、トライアル時から継続して「FeliCa」カードリーダーを設置し、CampusChannelモバイルサイトへの誘導も行っているので、大学入試に関する情報提供やCampus Channel参画大学モバイルサイトへのリンクのほか、興味を持った大学の案内資料や入学願書を資料請求できるサービスなどを展開している。

これにより、デジタルサイネージとモバイルという双方向の情報収集ができる仕組みを実現した。

お問い合わせ先

NTTレゾナント株式会社
コミュニケーション事業部
CampusChannel事務局
TEL:03-6703-6901
E-mail:campuschannel@nttr.co.jp
URL:http://blog.goo.ne.jp/campuschannel/

NEWS(2009年3月)

ニュース

NTTグループ関連

SIer・ベンダ


会社概要 NTT ソリューション 広告募集 ページ先頭へ
Copyright:(C) 2000-2017 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。