伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）は、ドイツの通話録音専業メーカー、ASC Telecom 社の日本法人であるASCジャパンと国内における販売代理店契約を締結し、同社の通話録音装置「MARATHON EVOLUTION（マラソン・エボリューション）」の販売を開始した。

コンタクトセンターにおいて通話録音装置はオペレーターと顧客の会話を録音し、その録音された音声データから顧客ニーズを探るために分析をしたり、オペレーターの応対品質向上やトラブル防止のために利用するためのツールとして必須になっている。しかし、何らかの原因によって録音されたはずの音声データが紛失または行方不明になってしまうトラブルが少なからず発生するといった課題があった。

通話録音ソリューションのリーディングカンパニーであるASC Telecom 社が開発したMARATHON EVOLUTIONは、VoIP／デジタル／アナログ／T1／E1等の異なる通信種別の録音を1台のサーバで実現した通話録音装置である。世界で初めて通話録音装置にLinuxOSを採用し、さらにそのOSにASCの独自技術を加えたことで、停電や災害等におけるシステムダウンに対しても自動的にリスタートする機能が搭載された。さらに、録音途中で途切れた音声データも容易に抽出できることから、録音データの紛失トラブルを防ぎ、高い耐障害性と安定性を実現することができる。１台のサーバに録音機能や呼情報を蓄えるデータベース、検索・再生ツールなど、多くの機能が搭載される「オールインワン型」のため、導入および運用コストを低減できる。