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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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NTTファシリティーズと共同でデータセンターの省電力運用管理基盤システムを開発

日立製作所

日立製作所は、NTTファシリティーズと共同で、データセンターの省電力運用管理基盤システムを開発した。本基盤システムを用いると、IT機器とファシリティそれぞれの稼動状況を共通のアプリケーション上で一元管理できるようになる。すなわち、データセンターにおける運用情報の「見える化」と、双方の稼動状況に応じたきめ細かな「連係制御」が可能となり、データセンターの全体最適化を実現する。

両社はIT機器とファシリティの高度な統合運用を実現するために、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony(ブレードシンフォニー)」とNTTファシリティーズの高効率空調機「FMACS-V(エフマックス・ファイブ)」に対して、省電力統合運用のためのインタフェース情報を定義した。具体的には、温度、故障、運転状態などの稼働状況の情報や、各機器の設定情報などである。このような情報を各機器に実装し、日立の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」とネットワークを通して受け取ることができるようになっている。

このシステムにより、IT機器とファシリティを一元的に管理し、省電力運用の全体最適化を行う基盤が整った。この環境上で空調機を中心としたファシリティの消費電力を約10%削減することで、CO2排出量を年間約7万トン抑制することができるようになる。

今後両社は、本運用管理基盤システムを適用したデータセンターソリューションを、NTTグループ、日立グループのデータセンターをはじめ、一般のデータセンターに対しても提供することで省電力化を促進し、地球環境保護に貢献していく。

お問い合わせ先

日立製作所
TEL:03-5471-2285

NEWS(2009年5月)

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