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従来品の10倍の高感度、マルチチャネル計測が可能な新しい生体物質測定システム「Smart SPR」の販売を開始

NTTアドバンステクノロジ

NTTアドバンステクノロジは、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所が研究開発した、高感度マルチセンシングSPR(Surface Plasmon Resonance:表面プラズモン共鳴)装置の技術を取得し、従来品「Handy SPR」の10倍の感度を実現し、種々な実験に柔軟に対応できる新しい生体物質測定システム「Smart SPR」の販売を本年4月1日(水)より開始した。

写真 機器構成例(クリックで拡大)
写真 機器構成例(クリックで拡大)

SPR測定は、色素などの標識を必要とせず、リアルタイムかつ多数同時に、タンパク質など生体高分子の検出が行える手段として、バイオや環境分野で広く使われている。また、カスタマイズにより、気体試料の分析やメッキ過程の解明などバイオ分野以外への応用も期待できる。

今回NTT-ATが販売を開始する「Smart SPR」は、既販の「Handy SPR」のいつでも、どこへでも持ち出せる高い可搬性、高い実験自由度に加えて、抗体のアレイ化によるマルチチャンネル、「Handy SPR」の10倍の高感度な計測を可能にした。

「Smart SPR」の主な特長

1.マルチチャンネル

図 マルチチャンネル測定例(クリックで拡大)
図 マルチチャンネル測定例(クリックで拡大)

抗体をアレイ化することによる、複数物質のセンシングができる。また、リファレンスチャンネルを設けることによって、測定安定性を高め非特異吸着によるシグナルをおさえるなど、さまざまな応用実験が可能。

2.高感度

従来品「Handy SPR」の10倍の感度を実現。

3.操作性の高いソフトウェア

手軽な操作とともに、保存されるデータを後から再解析することが可能で、異物や気泡などの影響を除去するための計測前参照画像から差分演算機能を装備。

また、測定領域を任意に設定し、測定、再計算することができる。

■価格(予定)

装置本体、制御用ノートPCおよび制御用ソフトウェア一式: 525万円(税込)

■販売開始日

2009年4月1日(水)

お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
先端プロダクツ事業本部
材料分析センタ
担当:田中 融
TEL:046-250-3678
E-mail:at-nano@ntt-at.co.jp

NEWS(2009年5月)

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