伊藤忠テクノソリューションズと、米国に拠点を置くテラーゴ社は、同社が開発した商用車向けテレマティクスエンタープライズアプリケーションを日本国内において提供するMTSP（Master TELARGO Service Provider）契約を締結した。これによりCTCは、SaaSによるサービス提供を開始する。

テラーゴ社が提供しているテレマティクスアプリケーションは、車両と人員の最適割り当て、輸配送車両と積載物の最適割付、車両プローブデータを元にした配送ルートの計画と実行、車両位置情報の把握、音声・テキストデータ・ナビゲーションによる集荷依頼や緊急駆けつけ指示、走行距離・走行速度・個々の荷物や注文毎の走行距離の管理やコスト管理と分析（改正省エネ法対策）、作業日報や帳票作成など、社外業務に必要とされる一連の業務計画・作業・管理を統合プラットフォーム上で提供するエンタープライズソリューションである。同サービスの適用範囲は、運送業、建設業、生コンクリートの輸配送、カーリースやレンタカー、公共交通を含む16産業。CTCは、これを同社が所有するデータセンターの仮想化環境に構築した。同サービスは、3G携帯電話網や次世代ワイヤレスブロードバンド網（WiMAX、NG-PHS）等を利用して業務に最適な回線でサ－ビスを提供する。例えばMVNO事業者は、自社回線利用した社外業務改善の実現が可能になる。CTCは、MVNO事業者を支援する「MVNOイネーブリングサービス」を既に開始するなど、MVNO事業支援、社外業務改善支援の両面からお客様の業務を支援していく。