高速データウェアハウス(DWH)専用データベースの最新版「Sybase IQ 15.1」を発表
サイベース
サイベースは、高速DWH専用データベースの最新版「Sybase IQ 15.1」を発表した。
Sybase IQは、多くの企業が直面する情報系システムの構築・運用における性能問題・コスト課題を解決する高速DWH専用データベースである。従来のデータベースとは異なり、集計・分析処理を最適化するために独自のアーキテクチャを採用して、高速なレスポンス、柔軟な分析、効率の良いデータ圧縮、容易な運用管理を実現。全世界で1,650社、3,000システムへの導入実績がある。
米国サイベース社が先行して提供している「Sybase IQ 15.0」では、データ負荷やユーザー数の急増に伴う分析ニーズの多様化に対応するため、「マルチノード・ローディング」や「並列クエリ処理」機能の強化を行った。データのロードおよびクエリ速度を大幅に高速することで、さらに迅速かつ正確な分析環境の提供が可能となった。また「パーティショニング」機能や管理機能等の強化により、少ないコストで既存リソースを効率的に運用しながら、ビジネスに必要な情報を提供することができるようになった。
今回、日米同時期に発表した最新版のSybase IQ 15.1では、新たに「インデータベース分析」機能が追加され、従来はBIアプリケーション側に送って実行していたドリルダウンや予測分析などのデータ処理を、Sybase IQ 15.1のデータベース内で高速に処理することができるようになった。これにより、多くの企業で課題となっていたBIサーバの負荷が大幅に軽減され、従来以上に柔軟かつ多様な分析結果の表示を高速に行うことが可能となった。
サイベースでは、従来1種類だった製品構成を、Sybase IQ 15.1から「Sybase IQ Small Business Edition(SBE)」と「Sybase IQ Enterprise Edition (EE)」の2種類に拡充し、お客様の選択肢を広げた。Sybase IQ SBEは、部門データマートや中小・中堅企業におけるDWHなど、主に小規模なDWHを容易に構築することができる。一方Sybase IQ EEは、数百テラバイトのデータ格納や千人を超えるユーザーが利用する企業全体のデータを管理するエンタープライズDWHなど、大規模なDWHでの利用にも十分耐えられる機能と柔軟な拡張性を、同等クラスの他社製品より低コストで提供する製品である。
Sybase IQ 15.1では、主に次のような機能が強化された。
◆柔軟性の向上:ハードウェアに依存しないDWH専用の独立したデータベースなので、処理能力とストレージ容量を柔軟に拡張できる。
◆高速なクエリ性能:並列クエリ処理機能と改良されたクエリ・アルゴリズムにより、劇的なクエリ性能を提供。
◆高速なデータ・ロード速度:大量データ・ロードの改善、クライアントからの直接ロード、共有ディスク・マルチプレックス・グリッド全域での柔軟なマルチノード・ローディング機能により、必要に応じてデータ・ロード速度を加速できる。
◆高可用性/ディザスタリカバリ機能:情報をいつでも使えるように準備し、分析環境の継続的利用を確保。
◆セキュリティ:新たにFIPS、Kerberos、IPv6をサポートし、データを不正アクセスや誤用から保護。
◆コスト削減に貢献:データのパーティショニング機能により、既存リソースをより効率的に利用しながら運用コストを最小限に抑える。
◆インデータベース分析:予測分析を、BIアプリケーション側ではなくリアルタイムで直接Sybase IQ 15.1のデータベース内で実行するアプローチ。分析の処理速度と精度が向上し、これまで蓄積したデータを十分に活用できる。インデータベース分析機能は、Sybase IQ 15.1のオプション製品「In-Database Analysis Option」として提供される。米国では、Sybase IQ 15.1のインデータベース分析機能認定パートナーである米国Fuzzy Logix社が提供する分析アルゴリズム技術を採用。国内でも、同社分析モジュールをサイベースから提供する予定である。
お問い合わせ先
サイベースTEL:03-5544-6036
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