ミラクル・リナックスは、オープンソースの統合監視ソフトウェア「ZABBIX」のバージョン1.4.6の日本語対応を可能にした。

ZABBIXは、サーバ、ネットワーク、アプリケーションを集中監視するための統合監視ソフトウェアである。その特長は、システム全体の監視、障害検知、通知や、グラフ、マップ作成によるリソース使用状況の可視化を行うことができること。ミラクル・リナックスは、ZABBIXの開発元であるZABBIX SIAが提供しているコミュニティ版ZABBIX 1.4.6に、日本語対応の修正を加えたミラクル・リナックス版ZABBIX 1.4.6を開発した。この改善により、これまでのZABBIXではできなかったWindows上で動作するアプリケーションが出力する日本語のイベントログの監視や、Linux上のアプリケーションが出力する日本語のログファイルの監視も可能となった。今回、ミラクル・リナックスが開発した日本語対応の修正パッチは、コミュニティ版のZABBIX 1.4.6にも還元・反映された。

また、ミラクル・リナックスは、ZABBIX-JPからダウンロードしたコミュニティ版ZABBIX1.4.6以降のソフトウェアに対して、サポートを提供開始する。同社は「今後もサポート過程で作成したパッチは、ZABBIX-JP だけでなく、ZABBIX SIAにも還元し、オープンソースとしてのZABBIXの品質改善に寄与します」と語っている。