柔軟かつ効率的なクラウド・サービスを実現するNTTコムウェアの「SmartCloud(スマートクラウド)」
NTTコムウェア
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本 迪雄、以下NTTコムウェア)は、キャリアグレード(*1)×グリーンなデータセンターと、ITIL®(*2)ベースのシステム運用を基に、柔軟かつ効率的なクラウド・コンピューティング環境(*3)を実現する「SmartCloud」を順次提供していく。
背景と取り組み
国内の情報通信分野においては、通信インフラの進化によりICTの利用形態も多様化し、市場環境・市場構造も大きく変化している。その反面、2008年度下半期からの景気後退の影響により、ビジネス環境も急激に変化が生じ、企業は“コストの削減”“ビジネスの即応力”“ITガバナンスの強化”などを強く求められている。
こうした市場背景の中、NTTコムウェアでは、これまでのICTアウトソーシング事業の実績を活かし、企業経営におけるコスト、スピード、ガバナンスの最適化を支援する次世代データセンター・ソリューションを検討してきた。
現在は、社内システムの「SmartCloud」への移行を進めており、その実績を基に、今年度内、デスクトップサービスを皮切りとして、エンタープライズ・クラウドサービスを順次提供、2012年度には500億円の売上を目指す。
SmartCloudコンセプト
NTTコムウェアでは、これまで国内最高レベルのPUE値(*4)を目標に、環境に配慮したデータセンターと、ISO/IEC 20000(*5)の認証を取得した高品質なITサービスマネジメントを提供してきた。「Smart Cloud」では、それらの実績を基に、標準化、統合化、仮想化、自動化などの構築・運用技術を組合せ、エンタープライズ向けに、ICTリソース(サーバーやストレージ、ネットワークなどの情報通信資源)を、柔軟かつ効率的に利用できるクラウド・コンピューティング環境を実現する。また、システム特性やライフサイクル、サービスレベルに合わせて、利用形態を選択できるハイブリッド型のソリューションとして、お客様のICT戦略にあわせた最適な利用形態を選択頂くことで、経営課題を解決していく。
SmartCloudの特長
- 信頼性とサービスレベルを確保したエンタープライズ・クラウド
- ビジネス環境の変化に応じ、必要な時に必要なICTリソースを利用できるIaaS(*6)
- ICT基盤の最適化を実現(デスクトップからサーバー、Webから基幹システムまでをサポートし、クラウドとハウジング間の移動や需要変動へも対応)
- ICT基盤における運用の見える化、サービスレベルの最適化を実現
ICT基盤の最適化による、さらなるグリーンITの実現
- システムの移行と運用を、NTTコムウェアの実績に裏付けされたノウハウで実現
【用語解説】
- *1 キャリアグレード:
- 通信事業者利用レベルの耐災性や品質、信頼性、セキュリティレベルなど。
- *2 ITIL:
- ITサービスマネジメントのベストプラクティス集(Information Technology Infrastructure Library)。英国及びその他の国における英国政府OGC(Office of Government Commerce)の商標又は登録商標。
- *3 クラウド、クラウド・コンピューティング:
- ネットワーク経由で情報サービスを提供する形態。オンデマンドに対応するなど定義は様々。
- *4 PUE値:
- Power Usage Effectiveness。データセンターの電力利用効率を示す指標で、1に近づくほど効率が良い。 PUE=(データセンター全体の消費電力量)/(データセンター内のIT機器消費電力量)
NTTコムウェアの目標値は1.3。(日本の平均は2.2(JEITA調べ))
- *5 ISO/IEC 20000:
- 国際標準化機構(ISO)が作成した、ITILを基に作られたITサービスマネジメントの国際認証規格。
- *6 IaaS:
- Infrastructure as a Service。ICTリソースをネットワーク経由で提供するサービス。
- ※SmartCloud(スマートクラウド)は、NTTコムウェア株式会社の商標です。
- ※その他、記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。
NEWS(2009年9月)
NTTグループ関連
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- 柔軟かつ効率的なクラウド・サービスを実現するNTTコムウェアの「SmartCloud(スマートクラウド)」(NTTコムウェア)
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SIer・ベンダ
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