VMware 仮想化環境向けミッドレンジ・ストレージの機能強化を発表
仮想環境の管理性が飛躍的に向上、さらに高いストレージ統合度を実現し、バックアップをシンプルにEMCジャパン
EMCジャパンは、8月31日、VMware 環境を最適化する「EMC CLARiX CX4」ネットワーク・ストレージ・システムの新しい仮想化対応機能を発表し、ミッドレンジ製品の強化を図った。
今回発表した新機能では、仮想化に対応した管理、データ保護、レプリケーション・テクノロジーと拡張された接続オプションにより、さらに高いレベルのストレージ統合、VMware環境の管理の効率化、データ保護とビジネス継続性を実現している。
仮想化環境において、ストレージ管理者が直面する最大の課題は、どの仮想マシンがどのストレージ・リソースを消費しているのかを特定することだ。このたび、ミッドレンジ製品でも提供可能となった、仮想マシンの管理、検出、レポート作成を自動化する組み込み機能によって、ストレージ管理者とサーバ管理者が協力して、仮想化及び物理環境におけるリソースの使用状況をより適切に管理し、レポートを作成することが可能になる。
今回発表の新機能
①業界で初めて「VMware vCenter」に統合されたミッドレンジ・ストレージ管理ソフトウェア「EMC Navisphere Manager」により管理工数が最大100分の1に削減
EMC Navisphere Managerは、ネイティブのストレージ・プラットフォーム管理インタフェースとしては初めて、「VMware vCenter API」と統合し、仮想マシンとそのストレージ・リソースの関連づけによって、特に困難で時間のかかるストレージ管理タスクを合理化している。
②10Gb/秒iSCSI及び8Gb/秒FCの「UltraFlex」接続オプションの提供で、最大8倍の仮想マシンを1台のストレージに統合
UltraFlex接続オプションにより、1つのシステム内で1Gb/秒iSCSI、4Gb/秒FC、8Gb/秒FC、10 Gb/秒iSCSIを混在できる。また、10Gb/秒iSCSIまたは8Gb/秒FCへのオンライン・アップグレードの機能が新たに提供される。さらに、FCoEなどのテクノロジーを容易に統合でき、将来への対応が確保される。FCoEの統合は、EMCの現在の「Connectrix」FCoEスイッチ・ソリューションを補完するものとして、来年に予定されている。
③「EMC RecoverPoint」と「EMC Replication Manager」ソフトウェアにより、仮想マシン・レベルでのデータ保護とビジネス継続性を実現
EMC RecoverPointは、継続的なデータ保護と継続的なリモート・レプリケーションにより、オン・デマンドでの保護と任意の時点へのリカバリを実現するソフトウェア。新バージョンのEMC RecoverPointによって、ユーザーは次のことを実現できる。
- 仮想サーバ及び物理サーバのレプリケート対象のストレージを1つのビューから管理できる。
- 保護されていない仮想マシンを特定する一方で、特に「CLARiX」環境において、自動アラートによって環境の管理性を向上させる。
- 同期及び非同期の両方のリモート・レプリケーション用に追加の帯域幅を必要とすることなく、パフォーマンスと保護を維持できる。この新機能によって、ユーザーは同期及び非同期の両方のレプリケーションの長所を利用できる。
さらに、新バージョンのEMC Replication Managerでは、仮想マシンのイメージ・レベルでの瞬時のリカバリを実現しており、データ保護の強化、リカバリ目標の短縮が可能になる。
これらの新機能は、ユーザーがプライベート・クラウド及び「完全に仮想化された」情報インフラストラクチャを構築することを支援する。
お問い合わせ先
EMCジャパンTEL:03-5308-8888
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