業界で初めて1PBを超えるメインフレーム向けディスク・ライブラリを販売開始
~保存容量と転送速度を倍増してテープ不要のバックアップ環境を提供する新製品~EMCジャパン
EMCジャパンは、「EMC Disk Library for Mainframe(DLm)」の保存容量と転送速度を従来モデルの2倍に増強し、メインフレーム向けのテープ不要なバックアップ装置として、業界で初めて1ペタバイト(PB)を超える容量の新製品の販売を開始した。DLmシステムは、「IBM System z」のメインフレーム環境において、テープに代わるバックアップ・ソリューションで、大容量かつ高性能のディスクをベースとしている。
DLmはIBM System zに、IBMのメインフレームとストレージ機器をつなぐ、ファイバ・チャネルのインタフェース・プロトコルであるFICON/ESCONで接続するテープや仮想テープ・システムに置き換わる、テープ不要のバックアップ製品である。このDLmを活用することで、ディスクの優れた性能を活かしデータの保護や取り出しが可能となる。また、テープ・ライブラリや専用のネットワーク・アダプタを追加することなく、インフラを柔軟に拡張することができるようになる。またDLmは、新しい仮想テープ・エンジン(VTE)と最新の統合ネットワーク・ストレージ「EMC Celerra」で構成されている。今回の増強により、VTEを最大6台まで搭載することが可能となった。搭載可能なVTEが増えたことにより、1システム当たりの容量が、これまでの約2倍にあたる最大1.2PBまで拡張することができる。
NEWS(2009年11月)
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