日本オラクルは「Oracle Business Intelligence Applications」の提供を開始した。本製品は、業務アプリケーションの段階的な導入に合わせて実装できる、事前定義済み分析アプリケーションである。業務プロセスの最適化のレベルに応じて導入できるだけでなく、様々な指標やレポートが事前に連携されているので、プロセスの最適化に応じたバリューチェーンの可視化を行うことができる。本製品の主な特長は次のとおり。

◆最適化されたデータウェアハウス（DWH）のデータモデルを定義：日々増加するトランザクション・データに対して、迅速な意思決定を支援する最適化されたDWHのスキーマ構造を提供。

◆アプリケーションの差異を吸収するETL基盤：オラクルのアプリケーションだけでなく、SAP社など他社の提供するアプリケーションに対しても事前定義情報を提供するので、DWH構築後に業務アプリケーションが変更されても、ETL基盤で吸収することが可能。

◆一元管理できるメタデータ構造：本製品全てのメタデータが一元的に管理できるため、業務アプリケーションだけでなく、外部情報も容易に仮想統合することができる。

◆業務の役割に即した業績評価指標とダッシュボード：様々な業務領域で事前定義されたダッシュボードと数千におよぶ業績評価指標の活用により、業務アプリケーション導入後の迅速なシステム構築が可能。