NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

NGNの帯域確保型データ通信サービスに対応した機能を開発

~オンデマンドにNGN上で帯域確保型データ通信網を構築する機能を提供~

NTTデータ

NTTデータは、NTT東日本およびNTT西日本が提供する次世代ネットワーク(NGN)の大規模拠点向け光IP電話サービス「ひかり電話ナンバーゲート」の帯域確保型データ通信サービス「データコネクト」に対応した接続機能および回線認証連携機能(以下、両機能)を開発し、動作検証を完了した。NGN上で両機能を利用することで、電話番号を使用して必要な時に通信相手に接続し、帯域を確保した安全な通信路を設定することができる。

NTTデータでは、両機能をNGN接続連携プラットフォーム「VANADIS NGN Platform」の一機能として2010年10月より提供する予定。

開発した機能のイメージ利用イメージ
開発した機能のイメージ

サービス概要

1.帯域確保型データ通信機能

「ひかり電話ナンバーゲート」契約拠点に設置することにより、「フレッツ光ネクスト」の「ひかり電話サービス」加入拠点との間で、必要なときにデータ通信のための帯域を確保しながら接続する、帯域確保型データ通信サービス「データコネクト」を利用することができる。通信内容は必要に応じて暗号化することが可能。

2.回線認証連携機能

既にNTTデータにて開発済みのNTT東日本およびNTT西日本が提供中の「フレッツ・キャスト」および「フレッツ・VPNゲート」に対応した回線認証連携機能に加えて、新たに「ひかり電話ナンバーゲート」に対応した回線認証連携機能を開発した。この機能は、SIPにより通知された発信者電話番号を取得すると共に、アプリケーションに発信者電話番号を通知するための共通インタフェースを提供する。これにより、受信側のアプリケーションは発信者電話番号によって接続の可否などを制御することが可能となる。

利用例

「データコネクト」は利用帯域毎の時間従量料金であるため、多地点間の常時接続が不要なデータ通信に適している。この特長を活かして、以下のような利用シーンを想定している。

1. 広域イーサネットやIP-VPNのバックアップ回線

クラウドデータセンタなどの大規模センタ拠点に今回開発した機能を導入することで、多拠点と接続することの可能な大容量バックアップ回線を構築することができる。

2.オンデマンド型ダイヤルアップデータ通信の実現

センタ拠点に今回開発した機能を導入することで、POSデータの送信やクレジットカードの与信照会、電子マネーの決済など、間欠的なデータ通信が発生する場合に、必要な時だけセンタにダイヤルアップ接続することが可能。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術開発本部
TEL:050-5546-2301

NEWS(2010年7月)

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