NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

NGNの新サービス(ひかり電話ナンバーゲート)を利用したハイビジョン対応多地点TV会議等「会議ソリューション」の提供開始について

NTT-ME

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下NTT-ME)は、NGNの新サービス(ひかり電話ナンバーゲート:NTT東日本・西日本提供)に対応した「多地点TV会議システム」と「会議資料共有システム」を組み合わせた「会議ソリューション」を平成22年6月1日より開始した。

背景・経緯

企業のICT基盤については、新たな技術による利便性向上や情報セキュリティをはじめとしたコンプライアンス対応など日々進化している一方で、経費削減や環境問題(ECO対策)などに対する対応要望も高く、業務運営における各種会議や打合わせなどに費やす移動時間の削減や会議運営の効率化、会議資料のペーパレス化などを求める声も高まっている。

こうした中、NTT-MEは、現段階でNGNに対応した多地点TV会議システム※1を用いて、NGNの技術仕様に基づき、TV会議と資料共有を組み合わせた会議システム(40拠点規模)の構築・検証試験を実施し、本仕組みを利用した動作の確認を取ることができた。

NTT-MEではこの検証実績・ノウハウを活かし、「ひかり電話ナンバーゲート」対応TV会議システムおよび会議資料共有システムなど、お客様要望に合わせた「会議ソリューション」を導入支援~構築~サポートまでワンストップで提供することとした。

※1:NEC社製:NGN対応多地点間HDテレビ会議システム

「会議ソリューション」の概要

本ソリューションは、NGN上の新サービスである「ひかり電話ナンバーゲート」(NTT東日本/NTT西日本提供)を利用したハイビジョン対応で高音質な「多地点TV会議システム」と、リアルタイムに資料共有が可能な「会議資料共有システム」なども組み合わせることが可能な「会議ソリューション」である(図1参照)。数拠点の構築から数十拠点規模まで対応したシステム構築が可能であり、企業内の既存のネットワーク環境や既存システムとの連携など、お客様の環境に対応したシステムの提供が可能だ。

NTT-MEは、上記の導入支援~構築~サポートまでをワンストップにて提供していく。

図1 「会議ソリューション」概要
図1 「会議ソリューション」概要

■会議ソリューションの特長

①NGNの新サービスを利用した高品質なソリューションの提供

◆NGNの新サービス(ひかり電話ナンバーゲート)を利用することによって、高品質・高音質でセキュアなハイビジョン対応型TV会議が開催でき、移動時間(稼働・費用)の削減が可能。

・電話番号にて接続する本方式を利用することによって、自社内、他社を問わず、セキュアで簡単にTV会議を開催することが可能。

◆会議資料共有システム等、他システム(既存システム含む)との組み合わせにより、より利便性の高い会議環境を提供可能であると共に、会議準備作業等、作業の効率化(稼働軽減)およびペーパレスな(ECO対策)システムの実現が可能。

・リアルタイムに資料共有が可能な会議資料共有システムとの組み合わせによる、お客様ニーズに合わせた幅広い会議ソリューションの提供が可能。

・簡単な会議予約・接続操作による複数拠点でのTV会議開催が可能。

②導入支援~構築~サポートまで、ワンストップで提供

◆動作検証ノウハウを活かしひかり電話ナンバーゲート対応「多地点TV会議システム」および「会議資料共有システム」等を用いた「会議ソリューション」をワンストップ提供

・ご提案→設計→構築(NGN回線サービス申請サポートも可能)→運用サポート(保守、ヘルプデスク)

・お客様の既存システムや新規システム、あるいは企業網との連携を考慮したユーザニーズに最適なソリューションを提供

■具体的利用例

具体的にNTT-MEにて構築・検証試験を実施した一例を紹介する。

これまで集合形式で実施していた会議について、支店等の参加者は出張せずに支店から遠隔参加できるよう、多地点TV会議と会議資料共有システムを組み合わせてペーパレス会議を行う利用シーンを想定(図2参照)。

図2 「TV会議・ペーパレス会議」利用イメージ
図2 「TV会議・ペーパレス会議」利用イメージ

◆会議資料共有について

図3 タッチペンを利用したイメージ図
図3 タッチペンを利用したイメージ図

会議資料を紙で印刷せずペーパレス化して、会議中に議題の進行と合わせ、資料を閲覧できる仕組みである。また、画面に表示される資料は、会議出席者の画面の資料ページを同時にページ送りすることや、画面上で重要な部分に線等のマークを入れるなどの機能もある。また、機器の組み合わせでタッチペンを使用し、より簡単に利用することも可能である(図3参照)。

今後の展開

本ソリューションは、当面、SI型の構築ソリューションでの提供から始め、お客様のニーズ、ご要望に合わせASP型サービスとしての提供も目指していく。

お問い合わせ先

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
アプリケーションビジネス事業部
情報システム部門
E-mail:tvmeeting@ml.ntt-me.co.jp

NEWS(2010年7月)

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