ネットワークとエレクトリカル製品のトッププロバイダーであるパンドウイットコーポレーション日本支社は、ケーブル管理の効率化や熱管理対策に優れた「Net-SERV キャビネットラックシステム」を発表した。

サーバやストレージの増設やIT機器の高集積化により、データセンター（DC）の高密度化が進み、将来の拡張を見込んだ運営が求められている。また、1台のラックに搭載するIT機器の増加に伴い、IT機器から伸びているケーブル数も同様に増加。この処理を適切に行わないと、作業工数が増加して、誤作業が生じたり、ケーブルが排気口を塞いで冷却効率が低下する等の課題が出ている。パンドウイットは、このような課題の解決に向けて、UPI（Unified Physical Infrastructure）ビジョンを提唱している。これは、サーバ、ネットワークケーブル、キャビネット、電源設備等のDCを構成する物理インフラの統合的な管理を目指したビジョンである。同社が長年培ってきた様々な技術を活用して、熱管理の向上と共に、高密度配置によって複雑になったインフラの簡素化を可能に。IT資産やアプリケーション削減の目標を達成して、管理・保守作業の合理化による運用コストの効率化を図る。このUPIビジョンの中核に位置するNet-SERVは、最適化されたデザインにより、DC変更のニーズに応じた設置や追加、熱管理と電力消費量の減少を可能にするキャビネットラックシステムである。