CSKシステムズは、パブリック・クラウド環境とプライベート・クラウド環境を組み合わせて、安全で柔軟性の高いハイブリッド・クラウド環境を実現するハイブリッド・クラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」を開発し、提供を開始した。

短納期で低コスト、高い柔軟性を持つ企業システムを実現するクラウド・コンピューティング技術への関心が高まっている。しかし、パブリック・クラウド環境の活用には、顧客情報や機密情報等の重要情報を社外に置くことへの不安や、既存システムとの連携を含めたシステムの拡張性に対する不安等の課題がある。CSKシステムズは、このような課題の解決策として、本年２月からパブリック・クラウド環境とプライベート・クラウド環境の利点を組み合わせた「ハイブリッド・クラウド環境構築サービス」を提供している。そして今回、本サービスの中核となる自社開発ソフト「クラウド制御ソフトウェア」の機能強化を行い、PrimeCloud Controllerとして販売を開始した。

PrimeCloud Controllerは、パブリック・クラウド環境とプライベート・クラウド環境を自動的に制御し、ハイブリッド・クラウド環境を実現するソフトウェアである。クラウド環境上のシステムの起動や停止、コンピュータリソースの増減といった運用操作の自動化と共に、ミドルウェア等の最適設定も自動化し、20分程度でハイブリッド・クラウド環境の利用も実現した。