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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

スマートな意思決定をサポートする新ソフトウェアを発表

~何百万という価値ある意思決定をするための理想的なアクションを自動化~

IBM/SPSS

IBMは、予測分析テクノロジーを利用して、より素早く洞察力のある意思決定を可能にする新たなソフトウェア「IBM SPSS Decision Management(以下、SPSS Decision Management)」を発表した。また、同ソフトウェアの発表に合わせて、保険業界とマーケティング業務向けに2つのソリューションを発表した。保険業界向けソリューション「IBM SPSS Decision Management for Claims」は、年間300億ドルにも上るといわれる不正請求を発見し、コスト削減を図ること。一方、マーケティング業務向けの顧客接点最適化ソリューション「IBM SPSS Decision Management for Customer Interactions」は、コールセンターやWebサイト、店頭やEメールといったあらゆる顧客接点のデータを収集、統合、管理し、最適化することで顧客維持や収益向上をサポートすることが特長だ。


新たに発表されたSPSS Decision Managementにより、ビジネスユーザーは、わずかな操作で予測分析モデルをWebブラウザ上で作成することができ、分析モデルをシステムに組み込む前段階で、ビジネス結果が最適なものになるようシミュレーションやテストを行うことができるようになる。また、同ソフトウェアを利用することで、専門知識がなくても分析プロセスを管理することができるようになり、戦略の変更、顧客の購買パターンや行動、市場の動きに合わせて、正確な意思決定を行うことができるようになる。そして、予測モデルとビジネスルールおよび最適化を一体化して、顧客とのコミュニケーションの中で、自動的かつ正確に、価値ある意思決定を行うことが可能になる。

例えば、小売業において「新製品の情報をどの顧客に提供するか」という課題に対し、マーケティング・マネージャーは、過去の購入パターンや人口統計データ、過去の反応率などに基づき反応しそうな顧客を見つけ出す予測モデルを素早く作成し、それらの顧客を新製品キャンペーンの対象者として抽出することができるようになる。さらに、販売担当者がキャンペーンを実行に移す前に、使いやすいWebブラウザ上で微調整をしてからシミュレーションを行うことにより、より価値の高い顧客にターゲットを絞ることができ、キャンペーンから最大の効果を得ることができるようになる。


従来、予測分析は、一部の専門性の高い分析担当者のものだった。しかし、SPSS Decision Managementを利用することで、予測分析をビジネスプロセスのメインストリームに取り込む方法を提供し、最大限の結果を得られるようになる。これにより、素早く効率的なモデリングのためのデータを用意でき、最適な予測モデルを自動的に選択して、その結果を分かりやすいチャートやグラフにすることができるなど、ビジネスユーザーは、わずかな時間で予測分析をビジネスプロセスに導入することが可能になる。さらに、シミュレーション機能により、ビジネスユーザーが結果を視覚化して、予測モデルとビジネスルールを比較でき、必要であれば実施前に変更を加えることもできるようになる。


IBMのジェネラルマネージャーのRob Ashe氏は「予測分析を普及させ、ビジネスユーザーにテクノロジーを活用できるようにすることにより、企業は顧客とのコミュニケーションを最適化し、変化をリアルタイムで予測しやすくし、結果を向上させる戦略を実行できるようになります」と語っている。

お問い合わせ先

●エス・ピー・エス・エス
TEL:03-5466-5511
E-mail:SPSSPR@jp.ibm.com

NEWS(2010年8月)

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