NECと日本オラクルは、ビジネスインテリジェンス／データウェアハウス（BI/DWH）領域での協業強化として、中規模システム向けに新たなインメモリ型のDWHソリューションを製品化し、提供を開始した。

本ソリューションは、NECの「Express5800シリーズ」／ストレージ「iStorage Dシリーズ」と、日本オラクルの最新データベース「Oracle Database 11g」のインメモリ技術「In-Memory Parallel Execution」およびデータ圧縮技術「Advanced Compression」を組み合わせたもので、高速インメモリデータ処理を実現する、中規模システムに最適なDWHソリューションだ。特長は「データ容量に応じた柔軟なラインナップ」「高速化の実現」「高可用性の実現」などである。

NECのハードウェア上での性能テストや障害テストを両社共同で、日本オラクルの「Oracle GRID Center」において実施した。その結果、データサイズに応じた高い性能と高い可用性、拡張性を確認した検証済みの最適構成であること、そして、従来と比べ低コストで性能の高いDWHシステムを構築することが可能になることが確認された。

今後両社は、BI/DWHソリューションの機能強化や販売・マーケティング活動の強化など、引き続き連携していくと語っている。