NTTグループがEVカーシェアリング実証実験
「EV Car Sharing Eco Project」を開始
~NTTグループのソリューションを集結し、トータルEVカーシェアリング事業実現を目指す~NTTグループ
日本カーソリューションズ(NCS)、NTTデータ、NTTデータカスタマサービス、NTTドコモ、NTTファシリティーズ、NTTコミュニケーションズ、NTTは、異なるメーカーの電気自動車(EV)を使用するカーシェアリングシステムを開発し、事業性検証の実証実験「NTTグループ会社間EVカーシェアリング実証実験(EV Car Sharing Eco Project)」を開始した。実証実験は、本年3月から2013年3月までの2年間を予定している。
NTTグループでは、2009年度にスマートコミュニティの実現に向けた社会インフラ構築を目指し、グループ横断のタスクフォースを立ち上げ、これまでもスマートハウスやスマートコミュニティにおけるサービス開発に取り組んできた。
EV分野については、今後、企業の環境対応がますます求められていく中で、需要が高まっていくことが予想されることから、NTTグループでもNTTデータが2009年に充電インフラサービスの実証事業を実施し、2011年にNTTファシリティーズが通信ネットワーク対応型電気自動車用急速充電器を商品化するなど、積極的に取り組んできた。
EVカーシェアリングでは、自動車の充電時間を考慮したスケジュールの検討や充電量の管理など、通常の自動車のカーシェアリングとは異なるオペレーションや充電のためのインフラが必要となるため、NTTグループ会社間でのEVカーシェアリングサービスにおいて、EVカーシェアリングの事業性を検証するとともに、EVや周辺インフラ導入のノウハウを構築・蓄積することを目指す。また、NTTグループの社内業務においてEVカーシェアリングサービスを利用することにより、温室効果ガス削減に努め、EV充電インフラの普及拡大を行うことで、低炭素社会の実現に取り組む方針だ。
図1 NTTグループ会社間EVカーシェアリング実証実験イメージ (クリックで拡大)
今回の実証実験では、利用者認証機能付き充電器を設置したNTTグループ会社事業所をEVの貸し出し拠点とし、以下の4点を中心に、NTTグループ会社間によるEVカーシェアリングサービスの事業性を検証する。
- ①カーシェアリングシステムと充電インフラの検証
- ②充電インフラネットワーク及び充電管理サービスの検証
- ③運用サポート内容・体制の検証
- ④EV向けNCSドライブドクター(テレマティクスサービス)の有効性検証
NTTグループでは、今回の実証実験の検証結果をもとに、EVカーシェアリングと充電インフラネットワークのパッケージング化などを図ることにより、法人顧客へのEV、及び充電設備の導入サポート、運用支援、メンテナンスまでのワンストップサービスの実現を目指す。
お問い合わせ先
日本電信電話株式会社研究企画部門
TEL:03-5205-5352
NEWS(2011年4月)
NTTグループ関連
- NTTグループがEVカーシェアリング実証実験 「EV Car Sharing Eco Project」を開始 (NTTグループ)
- 法人向けのソリューション提案を強化する「ソリューションSE部門」を新設 (NTTアドバンステクノロジ)
- メール誤送信防止製品CipherCraft/Mailが顧客ニーズに合わせた求めやすい価格体系に (NTTソフトウェア)
- 「gooラボ」で、ユーザーが探している情報により早く辿りつくためのサポート機能「Searchなび」の実証実験を開始 (NTTレゾナント)
- クラウドサービスをつなぐ連携プラットフォーム「Sinfonex」を提供開始 (NTTデータ)
SIer・ベンダ
- FAXサーバシステムの通信デバイスにVOISTAGE「マルチメディアボックス」を採用 (NTTデータ先端技術/キヤノンソフト情報システム)
- 新しいハードウェアシリーズ「PA-5000」と最新OSを発表 (パロアルトネットワークス)
- 日本事務所を開設し、国内市場に参入 (クラリゼン)
- コンテキスト分析を活用した新ソリューションを発表 (ジェネシス)
- 新製品「Endpoint Protection 12」を発表 (シマンテック)
- SSLサーバ証明書の関連サービスを新たに提供開始 (日本ベリサイン)
- 仮想化サーバー環境に最適なサーバー用LANアダプターをリリース (アライドテレシス)
- 超大規模並列処理型DWHアプライアンス製品とBI機能特化型アプライアンス製品の提供を開始 (日本HP/日本マイクロソフト)
- 世界最速の統合脅威管理セキュリティおよびスイッチング ブレードを発表 (フォーティネットジャパン)
- 「リアルタイム・データウェアハウス・スイート」を提供開始 (サイベース)
- 既存アプリに簡単に地図機能を組み込める「Maplet地図テンプレート」を提供開始 (アイエニウェア・ソリューションズ)
- IPテレフォニーシステム「IPstageシリーズ」の通話録音機能を強化 (OKIネットワークス)
- ビジネスアプリケーションにリアルタイムコミュニケーション機能を容易に統合する「Avaya ACE」を提供開始 (日本アバイア)
- コンタクトセンターのクラウド型サービス提供を開始 (岩崎通信機)