スマートフォンやPC経由で現場の状況を見ながら協働作業
RealityMobile社の「RealityVision」の販売開始
NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)は、米国Reality Mobile社と販売契約を締結し、同社開発のモバイルビデオコラボレーションシステム「RealityVision」の販売を2011年5月より開始した。
本システムを利用すれば、遠隔地で緊急に対応すべき問題が発生した際などに、各地に分散しているチームメンバー間をスマートフォンやPCで繋ぎ、現場からの映像をリアルタイムで確認・共有して状況の把握を行ったり、対策本部(指令室)から既存の資料を送付したり、国内外の離れた場所にいる専門家チームとも協働で分析・検討することができ、迅速な意思決定や現場作業者へ的確な指示を即座に行うことができる。
利用シーン例
対策本部(指令室)のサーバーと、遠隔地に設置した定点カメラやチームメンバーが所持しているスマートフォンやPCなど(iPhone/iPadへは6月対応予定)のクライアント端末を、携帯電話/WiFi/衛星通信で繋ぎ、映像データのやり取りや通話が行える。
【1】現場作業者から離れた場所にある対策本部(指令室)へ、電話連絡に加えてクライアント端末で撮影したライブ/保存映像を送信。
【2】対策本部(指令室)から現場作業者へ、必要なライブ/保存映像やファイル、指示をボタン1つでプッシュ送信。
【3】国内外にいるチームメンバーへ各自のクライアント端末経由で、定点カメラや現場の情報・対策本部(指令室)からの指示を共有。
【4】対策本部(指令室)は遠隔地にいる専門家とライブ/保存映像、ファイルを共有できるため、迅速な対策の検討、意思決定が可能。
【5】対策本部(指令室)・専門家・現場作業者が、リアルタイムに一体化して情報の収集・意思決定・現場作業が可能。熟達した技術者が現場にいるのと同様の作業効果と高い効率・生産性が見込める。
【6】携帯電話のGPS機能により、映像を位置情報とともに把握、地図情報との連動も可能。
【7】開発キットの利用で、映像監視システムの構築や既存の映像監視システムとの統合も容易。
価格
最小20ライセンスで1,800万円から。
詳細についてはお問い合わせください。
基本構成
【1】市販の定点カメラ、サーバー、PC、スマートフォンが使用でき、通信には携帯電話/WiFi/衛星通信が、利用できる。
【2】以下のアプリケーションで構成。
(1)RealityVision server software:システムのコア機能を提供。本ソフトウェアと外部機器との通信(ライブビデオストリームを含む)はユーザー認証とSSL暗号化で保護。
(2)RealityVision management console:対策本部(指令室)用。システム内の全てのデータトラフィックを可視化・モニタリング・管理可能。クライアント端末にボタン1つで情報をプッシュ送信。
(3)RealityVision Mobileクライアント:スマートフォンで動作。
Android、WindowsMobile、Blackberryに対応。現場映像を内蔵カメラでシステム内に送信。GPSデータの送信。定点カメラ映像表示。指令室からの各種情報を受信。
(4)RealityVision PCクライアント:Windows PCでRealityVision Mobileクライアントと同様の機能を提供。カメラを接続し、現場の映像を送信可能。
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社グローバルプロダクツ事業本部
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