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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

クラウド型分散ストレージサービスを提供開始

~衛星通信/放送の基礎技術を応用して全国7ヶ所にデータを分散保管~

CTC

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、お客様のデータをインターネットまたは通信キャリアの閉域網を利用して暗号化し、自社のデータセンターと提携先を含め、北海道、東京、静岡、大阪、兵庫、福岡、沖縄の全国7ヶ所のデータセンターに分散して保管するクラウド型ストレージサービス「分散データ保管サービス」の提供を開始した。

本サービスは、クライアントPCだけなく、サーバをターゲットとした、地域災害への耐性を備えた大規模拠点分散型のクラウド・ストレージソリューションである。保管データに対して、AES暗号化(米国商務省標準技術局にて制定された米国政府の新世代暗号化方式)と認証情報に対するIBE暗号方式(利用者とサービス事業者間で事前に公開鍵を共有する必要のない暗号化方式)を組み合わせて、高いセキュリティを確保している。データは、衛星通信/放送でのデータ転送などに利用される消失訂正符号化技術を活用して100個以上に断片化された後、7拠点のデータセンターにランダムに分散保管されるため、各拠点に保管されたデータは単独では意味を持たない状態(非情報化)となり、物理的なデータ盗難など万が一のセキュリティリスクを排除している。また、70%相当の断片が集まればデータの復元が可能であるため、仮に2ヶ所のデータセンターとアクセス不能になってもデータ消失にはならない。

CTCでは、2013年度末までに140社へ提供し、売上2億円を目標としている。

お問い合わせ先

●伊藤忠テクノソリューションズ
TEL:03-6203-4100

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