NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

グローバルロジスティクスを支える貿易帳票管理パッケージ「TradeBook」発売

NTTデータ

NTTデータは、荷主やフォワーダー(*1)の国際物流業務を支援する貿易帳票管理パッケージソフトウェア「TradeBook」を本年12月から発売開始する予定だ。「TradeBook」は、インボイス(以下:I/V)(*2)、パッキングリスト(以下:P/L)(*3)や輸出入通関許可証(以下:E/D、I/D)(*4)等の貿易文書を電子的に一元管理することで、コンプライアンスの向上、保管業務の効率化、輸出入実績の管理など様々な付加価値を提供できるソフトウェアである。

背景

超円高や国内市場の飽和などにより、企業は販売および調達面においてグローバルへの展開を余儀なくされている。グローバル案件の増加に伴い、国際物流業務が増大する状況において、物流コストの削減やコンプライアンス維持・向上は荷主企業にとって大きな課題である。そこでNTTデータは、長年培ってきた貿易物流分野におけるシステム構築ノウハウをもとに、荷主企業のかかえるこれら課題を効率的かつ低コストで解決可能なパッケージソフトウェアを開発し、提供を開始した。

導入効果

①コンプライアンス向上

輸出入通関許可証データを確実に保管および管理することで、コンプライアンスの向上を図る。荷主企業として輸出入実績を確実に把握することに加え、税関事後調査等に確実に対応可能となり企業の信頼性維持・向上にも寄与する。

②物流コスト削減

電子化された書類を貿易業務に携わるグループ間で共有しながら業務を進めることで、紙の印刷コスト削減につながる。また、貿易文書の電子保管を促進することで保管コストの削減も可能だ。

③業務効率化

貿易書類の電子的一元管理により検索効率性が向上し、業務の効率化につながる。また、グローバルで貿易文書共有をすることで、発着地間での貨物情報の問い合わせ稼働の削減にもつながる。

サービスの特長

◆通関許可証自動登録機能

通関許可証についてTradeBook内のデータベースに自動保管する機能を持っている。一般貨物に加えてクーリエ(*5)を用いて通関した許可証も対象となるので、自社で輸出入を行った通関許可証を一元管理することができる。

◆貿易書類自動リンク機能

関連する貿易書類を自動でリンク付けして管理する機能を持っている。I/V-No(インボイスナンバー)やP/L-No(パッキングリストナンバー)、通関許可書に記載される荷主リファレンスナンバー等を統一キーとして設定し貿易書類のリンクを行う。

◆ユニバーサルサーチ(串刺し検索)

特定の番号で紐付された貿易書類を一度の検索で全て表示することができる機能。

◆QRコードを利用したスキャニング機能

電子データではなく紙で保持している書類を極力手間をかけずにスキャニングする支援機能で、スキャニングしたデータの属性やファイル名などを手入力することなく他の貿易書類に紐付けして管理できる。

*1 複数の運送手段を利用して国際間も含めた貨物輸送を行う事業者のこと。
*2 貿易業務において商品を売買する際の請求書のことで、売買者、商品明細、金額、数量などが記載されている。
*3 貨物を梱包する際に作られる貨物の明細リスト。
*4 貨物を海外へ輸出もしくは海外から輸入する際に税関に対して申告を行い、許可を得られた場合に取得できる書類。
*5 航空便を利用して海外へ書類や小口貨物を少ない所要時間で届けるサービスのこと。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ
公共システム事業本部
第二公共システム事業部
TEL:050-5546-8166

NEWS(2011年11月)

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