NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

BYODに対応したスマートデバイスソリューションを発表

ソリトンシステムズ

ソリトンシステムズは、スマートフォンやタブレットなどスマートデバイスの、個人所有物の持込み(BYOD)も想定した安全な業務利用を支援するために、2つのソリューションを用意し、本年10月11日より受注を開始した。その一つは、スマートデバイスの管理サービス「MDM-OnDemand」で、二つ目は、スマートデバイスの管理と基本的なアプリケーションを統合して、利便性の向上とセキュリティの両立を実現した「ダイナミック・モバイル・エクスチェンジ(DME)」である。

業務利用を目的にスマートフォンやタブレットの導入を検討する場合、①デバイスそのもののセキュリティ、②アプリケーションとデータのセキュリティ、③自社ネットワークへのデバイス接続時のセキュリティ、への配慮が不可欠だ。今後ソリトンシステムズでは、スマートデバイスの安全な業務利用に必要な領域に対してソリューションを提供していく。

ダイナミック・モバイル・エクスチェンジ(DME)

DMEは、各種のスマートデバイスで使用でき、モバイルデバイス管理(MDM)機能と業務に必須な電子メールとPIM(スケジューラ、アドレス帳など)を統合した、スマートデバイスにおけるセキュアなビジネスツールである。主な機能として次のようなものがある。

・モバイルデバイス管理(MDM):DMEは、MDM機能を包含している。リモートワイプ、リモートロック、アプリケーションのブロック、設定情報のプッシュ(強制適用)、位置情報確認などMDMに求められる様々な機能をリモート(OTA)で活用できる。iOS、Android、Symbianデバイスに対してリモート管理が行える。

・メール&PIM連携:DMEでは、スマートフォンやタブレット上に、暗号化された「会社領域」を構成し、個人の領域から分離する。暗号化された会社領域には電子メール、スケジューラおよびアドレス帳などが標準で装備され、デバイスと会社のイントラシステムとの間でセキュアなコミュニケーションが行える。

・専用アプリ環境AppBox:DMEでは「AppBox」というアプリ環境が利用できる。企業内の特定の業務専用にアプリを開発し、スマートデバイスに搭載できる。作成したアプリはプッシュ配信が可能で、機種に依存せずに動作できる。

またDMEは、クラウド上または企業のDMZに設置する「DMEサーバ」、ExchangeやDominoと連携するための「DMEコネクタ」、スマートデバイスに搭載する「DMEアプリ」で構成されている。DMEアプリはApp StoreやAndroidマーケットから無償で入手できる。

個人所有デバイスを業務で使用する際に管理対象として登録済みのデバイスで紛失など問題が生じた場合は、管理者はDMEの「会社領域」のみを消去する、あるいはMDMでデバイス全体を初期化する、といった対処を自社の運用ポリシーに応じて選択できる。

提供形態は、オンプレミスおよびクラウドサービスの2種類。

MDM-OnDemand

モバイルデバイス管理(MDM)機能だけを必要とするユーザーに対しては、リモートワイプ、リモートロック、設定情報のプッシュ(強制適用)、アプリケーションのブロックなど、MDMに必要な機能を持つMDM-OnDemandを提供する。管理対象デバイスは、iPhone/iPadおよびAndroidデバイスで、クラウドサービスとして提供される。

お問い合わせ先

●ソリトンシステムズ
クラウドサービス本部
TEL:03-5360-3806

NEWS(2011年11月)

ニュース

NTTグループ関連

SIer・ベンダ


会社概要 NTT ソリューション 広告募集 ページ先頭へ
Copyright:(C) 2000-2017 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。