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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

「Veritas Storage Foundation製品群6.0の国内販売を開始

~ビッグデータ時代のストレージ管理を支援~

シマンテック

シマンテックは、ストレージ管理と高可用性製品の最新版「Veritas Storage Foundation製品群6.0」の国内販売を同社のパートナー企業を通じて開始した。今回提供されたのは、「Veritas Storage Foundation 6.0」、「Veritas Cluster Server 6.0」、「Veritas Operations Manager 4.1」など、全12種類の製品群。これらのソフトウェア製品は、既存のストレージ基盤を変革する様々な機能を異機種混在環境においてマルチOS、マルチプラットフォーム対応で提供し、企業のプライベートクラウドへの移行や構築、並びにビッグデータに対応するストレージ管理を支援するものである。


企業の情報システム構築において、自社のクラウドコンピューティング環境でリソースの共有と全体最適を行い、運用を効率化するプライベートクラウド化が進んでいる。プライベートクラウド市場は2010年からの5年間で、およそ5倍に相当する約1兆円規模に成長すると予測されている。その一方で、動画や音声に代表される非構造化データの爆発的な増加も、「ビッグデータ」として、今後の企業内データ管理やストレージ管理の在り方に大きな影響を与えるものとして注目されている。このような状況下、企業はオープンシステムや廉価なプラットフォーム、仮想化技術を駆使することでデータセンターを変革させ、多様なビジネスや企業内の複数部門の要求に柔軟に応じていく必要がある。そのためには、ミッションクリティカルなアプリケーションの可用性やハードウェアコストに配慮しつつ、利用効率、耐障害性、敏捷性、拡張性等に優れたストレージ基盤が欠かせない。

今回、販売を開始したVeritas Storage Foundation 製品群6.0は、既存のストレージ資産を活かしつつ、競争力のあるプライベートクラウドを構築するため、ストレージの「利用効率」、「可用性(耐障害性)」、「管理性」の3つの側面を重視し、これらを向上させる多様な新機能を備えた。その主な点は次の通り。

◆利用効率の向上:ファイルシステムレイヤーへ重複排除と圧縮機能を搭載。

◆可用性の向上:Cluster Server 6.0とSymantec ApplicationHA 6.0に「バーチャル・ビジネス・サービス」という高可用性機能を実装/Cluster Server 6.0に、「インテリジェント・モニタリング・フレームワーク」という障害検知を高速化する機能を装備/Cluster Server 6.0 for WindowsにWindows Serverアプリケーションのフェールオーバーを高速化する機能を追加/Hyper-V仮想OSでの可用性を向上/KVM仮想OSの可用性を向上。

◆異機種混合環境での管理性:リソース追跡と従量課金機能。


なお、Storage Foundation製品群は、今回の最新版から、ライセンス価格体系を従来のサーバ/CPU単位から、プロセッサ・コアの実際の使用状況に基づく新しい価格体系を導入した。従来はマシン内の物理CPU全体に対してライセンス購入が必要だったが、新しいコア単位の価格体系では、実際に使用するサーバのCPUコア数に対応するライセンスのみを購入し、製品を使用できるようになった。例えば、8コアマシン(4つのデュアルコア・チップ)を2コアと6コアに分割し、当初2コア環境で製品を使用する場合、購入が必要なのは2コア分のライセンスのみ。そして、ビジネスの拡張に応じて製品の追加が必要になった際に、新たに残りの6コア分のライセンスを購入できる。このような柔軟な価格体系によって、変化するビジネスニーズに合わせてリソースの拡張や縮小が必要となる仮想環境やプライベートクラウド環境に対応しやすくなった。

お問い合わせ先

●シマンテック
TEL:03-5114-4304

NEWS(2012年2月)

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