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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

信用金庫向け「渉外業務用スマートフォン」提供開始

~城北信用金庫の全店で本格稼働開始~

NTTデータ/NTTドコモ/カシオ計算機

NTTデータ、NTTドコモ、カシオ計算機の3社は、集金・預かり業務等、信用金庫の渉外業務に特化したFOMAモジュール内蔵の「渉外業務用スマートフォン(以下:業務用スマートフォン)」の提供を開始した。ファーストユーザーとして城北信用金庫全店に導入し、去る2月17日より、同金庫の渉外端末として本格稼働を開始している。

NTTデータは多くの信用金庫が利用する「しんきん共同システム」の構築・運用で得たノウハウを活用したシステム構築、NTTドコモはFOMAネットワーク及び「スマートフォン遠隔制御サービス」の提供、カシオ計算機は信用金庫向け業務用スマートフォンの開発を担当した。

なお、本業務用スマートフォン提供にあたっては、2011年3月より城北信用金庫 南千住支店の渉外担当者の協力のもと試行運用を実施し、機能面・運用面の改善点についてのアドバイスに基づいた、利便性向上に繋がる機能強化を行ってきた。

今後、本業務用スマートフォンについて、NTTデータの「しんきん共同システム」を利用する信用金庫を対象に展開を図り、2014年度末までに1万台の販売を目指す。

背景

信用金庫においては従来、集金・預かり業務のアプリケーションを搭載した専用のハンディターミナルを渉外支援端末として活用してきた。その一方で、多くの渉外担当者は渉外支援端末とは別に、連絡用の携帯電話を所持しており、担当者においても端末を管理する信用金庫においても複数端末所持の負担が少なからずあった。

そこで、NTTデータとNTTドコモ、カシオ計算機は共同で、業務用スマートフォンを活用した次世代渉外支援端末の検討を進め、今回、ハンディターミナルと携帯電話の役割を統合した信用金庫向け業務用スマートフォンの提供を開始した。この新端末により、信用金庫における複数端末所持に伴う負担が軽減されると同時に、業務用スマートフォンの機動性やシステム拡張性を生かした渉外業務の拡大が期待されている。

渉外業務用スマートフォンの特長

①信用金庫の渉外業務に欠かせない通帳MS(磁気ストライプ)リーダーを携帯電話・スマートフォンとして国内初搭載。

②渉外支援端末と携帯電話の統合により渉外担当者の負担軽減と端末の運用コスト削減を実現。

③FOMAネットワークによるパケット通信で、リアルタイムで口座残高、取引履歴等のオンライン情報の参照が可能となり、本部集中型の印鑑サーバーと連携しリアルタイムでの口座印影照会も実現。

④渉外支援業務として求められる長時間運用に耐え得る優れた堅牢性を備えた業務用端末。

⑤セキュリティ対策として、NTTドコモの「スマートフォン遠隔制御サービス」の活用により、盗難・紛失時の遠隔ロックや端末内データの遠隔削除等にも対応。

⑥「しんきん共同システム」との親和性を考慮し、従来のサーバとの連携や従来の端末機器との併用も可能。

NTTデータは、今回提供する集金・預かり業務を中心とする端末機能に加え、スマートフォン機能を活用し、融資案件情報やCRM情報を顧客提案に活用する営業支援システムとの連携機能や、各種WEBサイトとの連携機能の拡張等、渉外業務における利便性向上、ビジネス拡大を支援する機能強化を行っていく。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
ソリューション事業部 第一開発担当
TEL:050-5545-7107
株式会社NTTドコモ
第一法人営業部 第四営業
TEL:03-5218-565
カシオ計算機株式会社
国内営業統轄部 法人第二営業部
TEL:03-5334-4534

NEWS(2012年3月)

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