「NAB2012」に、H.264ソフトウェアコーデックを共同出展
ブースでは電子透かし技術を用いた多言語対応も
NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は、2012年4月16日(月)~19日(木)に米国ラスベガスで開催される「NAB2012」に、H.264ソフトウェアコーデックを出展する。
「NAB Show(全米放送機器展)」は、世界各国の放送局、映像コンテンツ制作会社、映像配信事業会社、映像機器メーカーが集まる世界最大の映像・放送機器展で、期間中150以上の国から10万名以上の来場者が見込まれている。今回NTTグループからは、NTT-ATの他にNTTサイバースペース研究所、NTTアイティ、NTTエレクトロニクスが、同一ブース内で展示する。
NTT-ATは、「映像×ネットワーク」をキャッチフレーズに映像ソリューションビジネスを積極展開している。数ある製品群の中から、H.264ソフトウェアコーデックを利用したソリューションを出展する。
展示概要
H.264ソフトウェアコーデックが搭載されたCapellaSyatems社(出展協力)のCambriaLive(ライブストリーミングエンコーダ)を用いてライブエンコーディングした映像を、動画共有サービスのUSTREAMやYouTubeを介して、スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイス端末で再生させる。
製品概要
CambriaLiveのH.264エンコードエンジンは、NTT-ATの「RealFeel(リアフィール)ソフトウェアコーデックHDVE-100 Endocoder SDK」である。
RealFeelソフトウェアコーデックは、NTT研究所の基盤技術をベースとした、高画質・高圧縮なAVC/H.264ビデオのエンコーダ機能を提供するソフトウェア開発キットである。H.264エンコードエンジンは完全マルチスレッド化されており、最新のマルチプロセッサ環境において、高速な並列エンコード処理を実現する。またメモリ入出力インタフェースを備え、オフライン変換からストリーミングまで幅広いアプリ環境にH.264エンコードエンジンの組み込みが可能である。
技術ポイント
- HD/SD-SDI、HDMIからの入力を、配信に適したH.264、MP4などにダイレクトに変換することで高画質配信を実現する。
- 動き探索アルゴリズムにより人間の視覚的特長を利用することで、動きが激しくエンコードが難しい映像でも高画質・高圧縮に対応。
- Web、モバイル配信で求められる低ビットレートでのエンコードにおいて威力を発揮。
また、NTTグループブースの来場者に対し、NTT研究所技術をベースとした電子透かしサービス「POPITA(ポピタ)」を利用して出展概要を説明する試みも行う。サービス概要は、
(1)展示コーナーのパネルやキャプション、デジタルフォトフレームに透かしを埋め込む。
(2)来場者がスマートフォンに指定アプリケーションをダウンロードし、透かしを撮影。
(3)撮影された透かしから、各種コーナーの概要のWebページを多言語提供、さらには、多言語音声でのガイダンスが提供される。
というもの。今回は、英語、日本語、韓国語、中国語、ポルトガル語、スペイン語の六か国語に対応する。
NTT-ATは、ソリューションビジネスを強化しており、NTT研究所の先進技術ベースにした商品から魅力的な世界の最先端ベンダー商品などを組み合わせ、顧客企業の経営課題を解決する幅広いソリューションを提案していく。
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社アプリケーションソリューション事業本部
営業SE部門
TEL:0120-057-601
E-mail:
NEWS(2012年4月)
NTTグループ関連
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- 「NAB2012」に、H.264ソフトウェアコーデックを共同出展 ブースでは電子透かし技術を用いた多言語対応も (NTTアドバンステクノロジ)
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