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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

クラウドサービスでのDRソリューションを強化

~パブリッククラウドで遠隔サイトへデータのバックアップを実現~

CTC

伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、ITインフラをクラウドで提供する仮想化ホスティングサービス「TechnoCUVIC DRサービス」を本年4月から開始する。

システム構築サービスを標準化

災害対策や節電対策など社会のリスクが変化し、多様化する中で、ITインフラの冗長・分散化、データバックアップ、システム運用体制の確保など、システムの規模や特性に応じたDR(ディザスタリカバリ)の必要性はこれまでに以上に高まっている。特に東日本大震災以降のDRニーズは増えており、CTCでは、企業ごとにDRシステムを構築してきた。このようなシステム構築サービスを標準化したものが、今回、メニュー化したTechnoCUVIC DRサービスだ。

TechnoCUVICとは、CTCの自社データセンターを利用した共有型仮想化ホスティングサービスで、サーバ、ネットワーク、ストレージなどのITインフラを、利用者はネットワークを通じて月額課金で利用することができる。また、最短で1週間のサービスイン、豊富なオプションメニュー、柔軟な構成変更が可能といった特長がある。CTCでは、2008年からVMwareを採用したTechnoCUVICをスタートし、豊富な経験と実績を積んでいる。

安価に高信頼性/高可用性を実現

TechnoCUVIC DRサービスは、多数の顧客が設備を仮想化技術で共有するパブリッククラウドであるため、個別にシステム構築を行うよりも安価に高信頼性/高可用性が実現できる。また、CTCが関東圏、関西圏に保有する複数のデータセンターを連携させた遠隔でのリアルタイムなサイト冗長や負荷分散も可能だ。本サービスのラインアップは、次の通り。

TechnoCUVIC DRバックアップ

TechnoCUVICを利用のお客様の資産(アプリケーションデータ/仮想マシンデータ)の遠隔サイトへのバックアップを提供するサービス。災害時には、バックアップされたアプリケーションデータ/仮想マシンデータから復旧し、サービスを継続させることが可能だ(初期費用35万円、月額費用2.5万円 ※100GB単位)。

TechnoCUVIC DC間ネットワーク

CTCのデータセンター間をつなぐ広帯域なセンター間ネットワーク基盤を利用して、TechnoCUVICを利用のお客様に共有タイプのセンター間接続を提供するサービス。TechnoCUVIC DC間ネットワークを利用することで、関東圏と関西圏にあるTechnoCUVIC上のシステムを、インターネットを介さずセキュアに接続し、大規模/高可用性のマルチセンターシステムを構築することが可能だ(初期費用14.8万円、月額費用7万円 ※100Mbps共有1拠点)。

TechnoCUVIC 広域負荷分散

複数のセンターを利用した大規模なコンテンツ配信システムや、災害時などにもアクセス集中などで停止することが許されないシステムのための、マルチセンターでの負荷分散/冗長化を実現する広域負荷分散サービス(初期費用9万円、月額費用4.5万円 ※1完全修飾ドメイン)。


CTCでは、システムの自動フェイルオーバーや複数のセンターを仮想的な1つのセンターに見せるマルチ仮想データセンターなどのサービスも検討中で、「今後も様々なニーズに対応したクラウドサービスの拡充を、より一層進めて参ります」と語っている。

お問い合わせ先

●伊藤忠テクノソリューションズ
TEL:03-6203-4100

NEWS(2012年5月)

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