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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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業界で初めてインフラストラクチャ監視製品と連携したネットワーク機器構成管理製品を販売開始

EMCジャパン

EMCジャパンは、ネットワーク機器構成の管理製品である「EMC IT Operations Inteligence Network Configuration Manager(NCM)」を販売開始した。

NCMは、インフラストラクチャ監視・管理製品ファミリ「EMC IT Operations Intelligence(ITOI)」の1製品で、ITOIの他のインフラストラクチャ監視製品との連携が可能となり、管理対象機器の情報の自動的な同期や、共通ユーザーインタフェースの提供が行われる。なお、インフラストラクチャ監視製品とネットワーク機器構成管理製品の連携は業界で初めてである。

またNCMは、ネットワーク機器構成の自動取得、版数管理、エラーチェック、ポリシーベースコンプライアンスチェック、セキュリティの脆弱性レポート等に基づくセキュリティの状態監視など、多数の機能を提供する製品である。さらに、変更管理における承認、実施のワークフロー、変更作業ウインドウ、スケジューリング機能なども用意されており、構成変更管理作業を自動化する上で、柔軟性を持ったプロセス構築も可能だ。


管理画面の画像:機器設定、確認画面

管理画面の画像:機器設定、確認画面


NCMの主な概要は次の通り。

◆ネットワーク運用管理の負荷を95%以上も削減:従来の手動による変更作業と比べ、プロセスの自動化などを含めて95%以上の作業効率の向上や手動による構成変更ミスによるリスクを回避することができる。例えば、従来33時間かかっていたパスワードの一括変更が12分に短縮され、複数のインタフェースのQoSの適用時間が、45時間から120分に短縮される。

◆コンプライアンスツールの提供によりセキュリティの強化:NCMのレポート機能では、構成の比較、変更履歴、標準ガイドライン、ポリシーに対する準拠状態だけでなく、業界で標準とされるような設定が、確実にネットワーク機器上に反映されているかをチェックし、レポートするツールを標準で提供している。また、有料の追加パッケージとして「EMC ITOI Network Configuration Manager Network Advisor」の販売を同時に開始した。このパッケージは、脆弱性のチェックと対処の策定を自動化し、レポートを生成する機能を提供するもので、この機能とNCMの変更管理機能を合わせて使用することで、セキュリティの脆弱性の検出、対処の策定、実施を自動化できる。さらに、主要ベンダーの製品販売終了の情報も併せて提供するので、お客様はネットワーク上での機器の寿命を一目で把握することが可能だ。

◆インフラストラクチャ監視製品との連携により、将来的な統合運用管理システム基盤に:NCMは、ITOIファミリの中のインフラストラクチャ監視製品と連携するため、管理対象機器の情報、Credential(*1)の自動的な同期や、Companion UI(*2)による共通ユーザーインタフェースの提供が行われる。この機能は、将来的な統合運用管理システムの基盤として使用できる。


*1 Credential:機器へのログインやSNMPでのアクセスを行う際のログイン情報。

*2 Companion UI:EMCが提供するITOIとNCMの共通ユーザーインタフェース。

お問い合わせ先

●EMCジャパン
TEL:03-5308-8888

NEWS(2012年5月)

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