サイバートラストとスマートデバイス管理のクラウドサービスで協業
~「サイバートラスト デバイスID」と「deviceSAFE」の連携でセキュリティを強化~CTC
伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、サイバートラストとスマートデバイス管理のクラウドサービスにおける認証・セキュリティソリューションで協業し、CTCが展開するMDM(Mobile Device Management:スマートフォンやタブレット端末を管理するシステムや機能)とウイルス対策管理を統合したクラウドサービス「deviceSAFE」、そして、サイバートラストが提供する端末認証サービス「サイバートラスト デバイスID(以下、デバイスID)」を連携することで合意した。今夏を目処に、サービスを開始する。
deviceSAFEは、MDMとウイルス対策ソフトの一元管理を実現した国内初の企業向けクラウドサービスで、システムの構築・運用に関する業務負荷や、管理負荷を大幅に軽減させることができるソリューションである。また、スマートデバイスに特化したウイルス対策を提供していることも特長の一つだ。
今回、マルチデバイスに対応し、厳格な端末認証技術で国内トップクラスの採用実績をもつサイバートラストと、クラウド基盤を活用したトータルソリューション提供に強みを持つCTCが、セキュリティサービスを連携させることで、iOSデバイス、Android搭載端末などの端末の種別やネットワーク環境に依存せず、拡張性に優れたトータルセキュリティサービスの提供が可能となる。
デバイスIDによる端末認証機能がdeviceSAFEに追加されたことで、導入企業は、ウイルス対策から端末認証まで、スマートデバイスに必要とされるセキュリティ対策をワンストップで実現することができ、安全な環境の下、機動性の高いスマートデバイスの活用促進も見込めるなど、業務の効率化も図れる。
本ソリューションでは、デバイスIDとシスコシステムズの「Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアント(以下、Cisco AnyConnect)」の連携により、安全に自動でVPN接続するなどスマートデバイスの特性に合わせた最先端のソリューションで、ユーザーがどこにいても安全で快適に業務を継続することが可能になる。また、deviceSAFEとの連携により、デバイスごとに必要とされていた個別設定が不要となる。
さらにCTCでは、サイバートラスト社のデバイスIDによる機能強化以外に、マルチキャリア・マルチOSに対応という製品の特長を生かして、deviceSAFE独自の機能強化も実施する。業務に不要または違反したアプリケーションをインストールしたデバイスを管理者に通知するホワイトリスト管理機能や、アンチウイルスソフトが入っていないデバイスを管理者に通知する機能、Jailbreak(*)されたデバイスを管理者に通知する機能、といった各種レポート機能も7月を目処に提供を開始する予定だ。
今回の発表について、シスコシステムズ 専務執行役員の木下 剛氏は、次のように語っている。
「シスコは、クラウド型のスマートデバイスセキュリティのサービスが、このたび両社により発表されたことを心から歓迎致します。急速に拡大するスマートデバイス市場において、デバイス認証による端末単位の識別と、安全な通信環境の提供が求められていますが、Cisco AnyConnectと今回発表された両社のクラウド型サービスが連携することにより、より高いお客様の生産性を高めるトータルソリューションを提供することが可能になると確信しております。」
*Jailbreak あらかじめ設けられた制限を非正規に解除し、非正規のアプリケーションを利用可能な状態にすることを指す。
お問い合わせ先
●伊藤忠テクノソリューションズTEL:03-6203-4100
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