NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

オープンソースのインメモリ・データグリッド製品「JBoss Data Grid 6.0」を提供開始

レッドハット

レッドハットは、インメモリ・データグリッドを提供する新製品「JBoss Data Grid 6.0」を提供開始した。JBoss Data Grid(以下、JDG)のサブスクリプションは、16Coreあたり年額2,496,000円(税別)からだ(*1)。本製品は、JBossのビジネスソリューションの一環として、ビッグデータのためのスケーラブルな分散型インメモリKVS(Key-Vaule-Store)/NoSQLソリューションを提供する。


JBoss Data Grid 6.0の主な特徴は以下の通り。


◆リニアに拡張できる、可用性/信頼性の高いインメモリ・データグリッド/KVSを提供:JBoss Data Grid 6.0は、インメモリ・データグリッドのための最新アーキテクチャを提供しており、グリッドノードの追加とともにリニアに処理能力を拡張可能だ。また、グリッド上のデータを安全にキャッシュするとともに、レプリケーション機能、複数クラスタ対応、トランザクションに対応した永続化機能にも対応している。これらの最新アーキテクチャの提供により、グリッドノードの動的な追加や縮小にも対応した伸縮性のあるアーキテクチャを提供し、同時に、可用性と信頼性を兼ね備えたインメモリ・データグリッド環境を提供できる。

◆多彩なインタフェース、アーキテクチャに対応:JBoss Data Grid 6.0は、MemcachedやHod Rod、REST APIなどのインタフェースを提供しているため、Javaアプリケーションからの利用だけでなく、.NETやPythonなどのアプリケーション、Webサービスを利用している様々なアプリケーションからも大規模なグリッド環境を利用することができるようになる。

◆大規模インメモリ・データグリッド環境の低価格化を実現:これまで規模の大きなインメモリのデータグリッド環境を構築するためには、プロプラエタリなキャッシュ基盤ソフトウェアやインメモリ・データベースなどが必要で、その運用には高額な投資が必要だった。しかし、JBoss Data Grid 6.0は、オープンソースソフトウェアライセンスとして提供されるため、大規模インメモリ・データグリッド環境を低価格で実現することができる。


JBoss Data Grid 6.0は、ビッグデータのニーズに対してリニアに拡張できるハイパフォーマンスなアプリケーションを構築可能なソリューションを提供する。多くの企業では2014年までに大規模なインメモリ・データグリッド環境が必要になると予測されている。このようなインメモリ・データグリッドは、スマートフォンやタブレットPCの普及によるマルチデバイス環境下において、急速に増加するユーザーセッション情報のデータ処理やグローバルレベルでの出荷のトラッキング情報のデータ処理、大規模なネットビジネスにおけるコンテンツ配信環境の構築など様々な要望に応えることができるようになる。

*1:製品サブスクリプションサービスは、16コア単位で提供される。コアとは、製品が導入されるテスト環境や本番環境のサーバの物理CPUに搭載されるコア、もしくは仮想環境に割り当てられる仮想CPUを示す。製品サブスクリプションサービスは、テスト環境から本番稼動時における問題分析などのテクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む年額料金。全てのサブスクリプションサービスでは、カスタマー・サポート・ポータルからの問い合わせと電話による問い合わせが可能。

お問い合わせ先

●レッドハット
 TEL:03-5798-8520
 E-mail:sales-jp@redhat.com

NEWS(2012年8月)

ニュース

NTTグループ関連

SIer・ベンダ


会社概要 NTT ソリューション 広告募集 ページ先頭へ
Copyright:(C) 2000-2017 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。