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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

業界最高性能の広帯域コーデック変換機能を搭載したセッションボーダーコントローラー「CenterStage NX3200」を発売

OKI

OKIは、同社の通信事業者向けセッションボーダーコントローラー「CenterStage NX3200」を業界最高性能のコーデック変換機能を搭載してより機能強化し、販売を開始した。NX3200は、キャリアグレードのスケーラビリティと信頼性で通信事業者から高い評価を得てきたが、今回、新たに開発した業界最高性能を有するキャリアグレード広帯域コーデック変換機能を持つブレードを搭載し、機能強化を行うとともに、業界最高レベル20msec以下の低遅延を実現した。これにより、同時に大容量の通信を行うことが可能となるため、今後本格化するLTE(Long Term Evolution)化に伴う通信事業者間でのサービス受け渡しをスムーズに行えるようになる。


通信事業者では、コンシューマーやビジネスの両面でスマートフォンの急速な普及やクラウドサービスの浸透に伴い、通信量増大への対処が大きな課題になっている。また移動網では、高速無線化の実現に向けて、LTEへの移行が進められている。LTE上での音声通信(VoLTE:Voice over LTE)では、従来の3GでのコーデックであるAMR-NBやEVRCに加え、移動体網の次世代コーデックであるAMR-WBが使用されることになる。これらの広帯域コーデックの普及により、音声・映像・データなどのサービスを異なる通信事業者間(移動網と固定網との相互接続も含む)で相互接続する機会が増えてくる。さらに、昨今のOTT(Over the Top)業者との相互接続にもコーデック変換が必要になる。

これらの要望を満たすためには、セッションボーダーコントローラーでのコーデック変換では、従来よりも格段の性能向上が必要になる。また、IP相互接続を行う場合は、現実的には異なる組み合わせのコーデック変換が必要となる可能性があるが、複数の事業者間の通信で複数回コーデック変換を実施する場合は、End-End間の転送遅延が大きくなり、通信品質(音声品質)に影響を及ぼす可能性がある。

このような通信インフラにおけるニーズに対応して、OKIは、従来から提供してきた音声コーデック変換機能の性能をさらに向上させ、業界で初めて各種広帯域コーデック変換機能を備えたブレードを開発し、NX3200に搭載した。さらに、複数個所でのコーデック変換による音質劣化を極力削減するために、転送遅延を20msec以下に抑えることも実現した。転送遅延を抑えるにあたり、長年の実績を持つOKIの音声処理技術「eおと」のノウハウが活かされた。これにより、従来のコーデック変換機能や、移動網や固定網の様々な音声コーデック間で同時に大容量の通信を行うことが可能になり、今後想定されるLTE化に伴う通信事業者間でのサービス受け渡しをスムーズに行うことが可能となった。

OKIは、これまで培ったデータ・音声・映像の大容量かつ高品質の転送技術や、装置の信頼性を極限まで追求したキャリアグレードのハードウェア・ソフトウェア開発技術をベースに、今後もさらに通信事業者のニーズを反映したCenterStageシリーズのラインアップを拡充していくと語っている。


「CenterStage NX3200」

「CenterStage NX3200」

お問い合わせ先

●OKI 通信システム事業本部
 キャリアシステム事業部マーケティング部
 CenterStage NXシリーズ
 お問い合わせURL:
 https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=061j

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