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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

LTEでの音声通話・映像コミュニケーションにも対応する総合試験ツール「ProLab」の新バージョン販売

NTTアドバンステクノロジ

NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は、米国・アバイア社のビデオ事業部門である「RADVISION」が開発した、シグナリング・音声通話・映像コミュニケーションの総合試験ツールの最新版「ProLab 7.0」を、2013年2月25日(月)より国内にて販売開始した。

「ProLab」は、VoLTEや、RCSの開発を支援するソフトウェア。VoLTE(Voice over LTE)とは、LTE上での音声サービスで、基本的な音声通話の他、着信転送・会議通話などの付加サービスやIMSコアネットワーク(サービス提供事業者が所有するIPベースのコアネットワーク)上のSMSが仕様化されている。また、RCS(Rich Communication Suite)とは、インスタントメッセージ、プレゼンス、ファイル送信などをさし、どちらも今後の携帯インフラでは注目のサービスである。


機能の概要は以下の通り。

  • IMSサーバシミュレータ機能
  • 相手端末シミュレーター機能
  • XMLやSOAPをサポートし、基地局シミュレーターや既存試験環境とも連動
  • テスト自動化ソリューション
  • 音声品質・画像品質解析機能
  • VoLTE以外の SIP / IMS / H.323 / 3G-324Mにも対応(シグナリング、音声・映像のメディア送受信、録音・録画・再生)
  • H.264の1080pのハイプロファイルに対応し、ビデオ会議システム開発を支援

中でも、きめ細かな設定が可能なIMSコアネットワークのシミュレーション機能が多くの支持を得ており、世界では、いち早くVoLTE対応への実現をめざすチップセットベンダーやスマートフォン開発ベンダー、LTEサービスプロバイダーなどに次々と採用されている。

世界標準のテストケース

また、「RADVISION」が、世界的な通信ミドルウェアベンダーで、国際ビデオ会議コンソーシアム(IMTC)のビデオ会議システム相互接続試験でも重要な役目を果たしていることから、標準準拠の典型的なテストシナリオの準備があることも特長のひとつ。簡単に実行できるだけでなく、ユーザーによるテストシナリオの変更・新規作成も可能。


準備されているテストケースの一例は、以下の通り。

  • IMTCのIMSアクティビティグループの相互接続テストケース
  • VoLTEやRCS仕様に準拠した端末の開発を支援するテストケース

最新版「ProLab 7.0」では、狭帯域から超広帯域まで対応が可能で、次世代のモバイル音声品質試験としてITU-Tで標準化された「POLQA」(Perceptual Objective Listening Quality Assessmentの略。PESQの後継)を新たにサポートした。今後、通信事業者や端末メーカー等で構成される国際的機関Global Certification Forum(GCF)にてVoLTEのテストケースが定義され次第、「ProLab」でもサポートを計画している。


◆ターゲットユーザー

チップセットベンダー、スマートフォン開発ベンダー、VoLTEならびにRCS提供キャリアなど。


◆価格

ProLab VoLTEベーシックパッケージの標準価格:1,320万円

お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
お問い合わせセンタ
TEL:0120-057-601
E-mail:

NEWS(2013年4月)

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