NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

セキュリティサービスのグローバル統一ブランド「WideAngle」としてリニューアル
IntegralisがNTT Com Securityへ社名変更

~総合リスクマネジメントサービスの展開~

NTTコミュニケーションズ

NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)およびセキュリティ専門子会社であるIntegralisグループ(本社:ドイツ)は、これまで提供しているセキュリティサービスを新たなグローバル統一ブランド「WideAngle(ワイドアングル)」としてリニューアルし、2013年6月28日より提供開始した。あわせて、NTT Comグループのセキュリティ事業をグローバルシームレスに拡充するため、Integralis グループの社名を2013年6月末より順次「NTT Com Security」に変更する。

「WideAngle」は、①Global Enterprise Methodology(GEM)というグローバルで統一したリスク分析・評価手法により、お客さまのICT環境の調査・改善・モニタリングを含め総合的にコンサルティングするサービス、②セキュリティ対策機器などの導入サービス、③高度なSIEM*1エンジンを搭載した新セキュリティ運用基盤によりセキュリティリスクを検知・分析するマネージドセキュリティサービス(MSS)、の総合名称である。

今回、マネージドセキュリティサービスについては、さまざまなICT機器から収集される通信履歴などの膨大なセキュリティ情報(動作ログ)を自動解析するSIEMエンジンにより、セキュリティリスクの検知・分析機能を高度化するとともに、低料金化を実現することで、お客さまが利用しやすいラインアップにリニューアルした。


WideAngleロゴマーク

WideAngleロゴマーク

背景

ビジネスのグローバル化に伴い、企業におけるリスクマネジメントに対する取り組みもグローバルに統一した対応が求められている一方、近年の不正アクセスやウィルス感染、情報漏えいなどのサイバー攻撃によるセキュリティリスクの飛躍的な増加は、企業の存続を揺るがすほどの多大な損失を招きかねない状況だ。

こうした中、NTT Comグループでは、セキュリティリスクの調査・改善・モニタリングを総合的に行う「総合リスクマネジメントサービス」を「WideAngle」として発展させるとともに、その要のセキュリティ監視・運用を担うマネージドセキュリティサービスについては、お客さまのセキュリティリスク低減のため、セキュリティ分析機能の高度化やサービスラインアップの強化をはかっていく。

WideAngleマネージドセキュリティサービスの特長

(1)世界14か国450名以上のセキュリティ提供体制で、お客さまのICT環境をサポート

本サービスでは、自社運用システム(オンプレミス)やクラウドなどお客さまの多様なICT環境に応じたセキュリティ対策を一元的に運用。世界14ヵ国、450名以上のセキュリティ専門家によるセキュリティ提供体制のもと、世界各国に設置したグローバルリスクオペレーションセンター(GROC)のリスク分析官が24時間365日の高度なセキュリティ監視を行うことで、グローバルシームレスで統合的なセキュリティ対策を実現する。

(2)膨大なセキュリティ情報のビッグデータ解析とリスク分析官の監視により、あらゆるセキュリティリスクの可視化を実現

SIEMエンジンにより大量の動作ログを自動で相関分析するほか、リスク分析官による詳細分析を加えることで、潜在リスクを含むセキュリティリスクを可視化する。これにより、これまで検知できなかった攻撃の検出など、セキュリティリスクの検知・分析機能を高度化し、PCからネットワーク、サーバー、アプリケーション・コンテンツまでをトータルで対応可能なセキュリティ・マネジメントを実現する。

具体的には、標的型攻撃などの新たな脅威に対抗可能な不正侵入対策、内部からの情報漏洩対策、異常な振る舞い検知、感染機器の特定、復旧作業およびコンプライアンス状況確認など一連のセキュリティサービスの利用が可能だ。

(3)お客さまが求めるセキュリティレベルや予算に応じた運用メニューを用意

「SIEMエンジンによるリスク分析」と「リスク分析官によるさらなる高度なリスク分析と改善提案」の2つの分析レベルに加え、GROCによるセキュリティ機器の運用代行(機器の変更管理などライフサイクル管理)の有無を組み合わせることで、計5つの運用メニュー(オペレーションレベル)を用意している。

さらに、管理対象となるセキュリティ機器などを規模・性能に応じて4段階に区分し、料金を設定しており、お客さまのセキュリティリスク許容度や自社でのセキュリティ運用レベル、予算に応じた最適なサービスを選択できる。

WideAngleマネージドセキュリティサービスの料金

セキュリティ対策メニュー「NWセキュリティ(IPS&IDS)」、セキュリティ機器「大規模向け」を利用する場合の月額料金例(税抜)

①オペレーションレベル:アクア  月額:150,000円

②オペレーションレベル:スカイ  月額:310,000円

WideAngleマネージドセキュリティサービスの提供エリア・販売開始日

・米国・日本・イギリス・シンガポール(2013年6月末)

・マレーシア(2013年7月)、タイ(2013年7月)

・香港・オーストラリア(2013年8月)、ドイツ(2013年11月)

セキュリティサービスのグローバル統一ブランド「WideAngle」の概要

「WideAngle」は、NTT ComおよびNTT Com Securityがグローバルに提供するセキュリティサービスの新ブランド。標的型攻撃などの未知の脅威に世界がさらされる中、広い視野でリスクを見通し、より安心・安全な社会を志す開拓者でありたいという思いを込めて命名された。

今後の展開

新セキュリティ運用基盤で対応可能なセキュリティ機器の拡大や分析エンジン機能の高度化、PCI-DSS*2をはじめとするコンプライアンス対応など、継続的な開発を実施。また、新セキュリティ運用基盤の設置国を順次拡大し、大量ログ分析・保管や各国規制への対応を実現していく。

MM総研大賞2013におけるセキュリティサービス分野の最優秀賞受賞

「WideAngle」の前身のサービスである「Bizマネージドセキュリティサービス」は、株式会社MM総研が2013年6月18日に発表した「MM総研大賞2013」において、クラウドソリューション部門 セキュリティサービス分野の最優秀賞を受賞した。

なお、「Bizマネージドセキュリティサービス」は今後「WideAngle」に順次移行していく。

※1:Security Incident and Event Management(セキュリティ関連の各種情報の管理、相関分析)

※2:Payment Card Industry Data Security Standards(加盟店やサービスプロバイダにおいて、クレジットカード会員データを安全に取り扱う事を目的として策定された、クレジットカード業界のセキュリティ基準)


図 WideAngleマネージドセキュリティサービスのメニュー

図 WideAngleマネージドセキュリティサービスのメニュー(クリックで拡大)

お問い合わせ先

NTTコミュニケーションズ株式会社
マネージドセキュリティサービス推進室
E-mail:mss-sp-cp@ntt.com

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